シネマるマンガぁ?byちゃとと

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短編マンガ集『バニーズほか』笠辺哲

2007-02-07 20:06:44 | まんがぁ?
渋谷で映画『ユメ十夜』を観てきました。なるもにあさん、リトルくろさん、情報サンキュ!
感想は、また後日。

ついでにBOOK1st.へ。戦利品3冊。
『バニーズ』『逃亡日記』『神の左手悪魔の右手(黒い絵本)』

では先ず『バニーズ』ご紹介。
●笠辺哲 短編マンガ集 バニーズ ほか IKKI COMIX

小学館

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※ジャケ買いです。ん?昭和漫画の復刻?水木しげる?つげ義春?諸星大二郎にも似てる…。
良く見るとIKKI COMIX。
朝日新聞書評欄で取り上げられたようです。
記事コピーが平積みになったマンガのポップとして立ててありました。
IKKIで連載していた『フライングガール』の第1~2集も隣に置いてあり、面白そうでしたが、とりあえず、バニーズ。
短編9編収録。いや、まだちゃんと読んでないけど、オモロ~イ♪
先ほど、ジャケ買いと告白しましたが、絵が大好き!
お話しはファンタジーと言うのでしょうか。スペースファンタジーあり、離島モノあり、マッドサイエンティストものあり。
帯には「脱力リズムがクセになる…」とありましたが、脱力ともちょい違うような…。
例えば、ラストを飾る『イパネマの娘』描きおろし22ページ作品。
舞台は何処かの惑星ですが、まるで一昔前の中東砂漠。主人公は民俗学者の青年。
父イパネマとその娘、250頭の“ンガー”(長毛種のウシ?)が、キャラバンを構成しています。
それに同行する許可を貰った主人公。
ンガーや彼らの生活をルポするような形で物語は進行。
ンガー酒を飲み、心地よいまどろみの中で、青年は娘の唄に聴き入った。

<以下引用>
緑色の月に照らされて深みを増した
ターコイズ・ブルーの瞳の美しさは………


それを例うべき言葉を私は持たないが……
何故かそこにかすかな憂いを含んでいるように見えた。
<引用終わり>

なんだ、なんだ?Harlequinに行っちゃうのか?
ンガー!しかし!結末はとんでもないオチがつき……☆新一?
はい!続きは本物を読みましょうね♪

他の描きおろし『渡る世間』『わすれな草』も、おっもしろいよ~♪

笠辺哲先生について検索しました。
月刊IKKI新人賞「イキマン」第2回を受賞し2003年デビュー。期待のルーキーなんですね。
1975年生まれ…ってことは、現在31歳。お若い。
同世代?と思ってました。いえもっと以前、漫画界の先達、トキワ荘世代かとも…。
まさか、こんなにお若いとは^^;
大人の漫読家にお勧め。
私が以前から密かに提唱しております、団塊世代向け漫画誌(ポスト団塊でもいいよ)が創刊されたら、ぜひ描いていただきたいと思います。
ビッグコミックオールド、オールドマガジン、オールドジャンプ。
団塊向け漫画のメインは『定年 島耕作』かな?島常務は今年定年だよね?

【関係ないけどシリーズ】
ここで、名曲ボサノバ『イパネマの娘』(だけど、中国語版)が聴けます。うふん、タモリネタ懐かし^^


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2 コメント

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なるほどー^^ (リトルくろ様←ち)
2007-02-12 13:24:10
考えもしませんでしたが、確かに、絵を見ずにこの紹介文だとそうですね。
SFファンタジーとは不条理なもの…かしら?
くろさんも書店で見つけたら、手にとって見てくださいね。昭和の漫画読みにはお勧めです。
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短絡的ですが… (リトルくろ)
2007-02-11 23:59:09
ちゃとさんの記事をパッと読みして、私は、そのマンガもマンガ家さんも存じあげないのですが、一時期の吾妻さんのマンガを連想しました。

かなり短絡的、ショートカットした思考と思いますが。

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