シネマるマンガぁ?byちゃとと

tweetばかり。放置中。何とかブログとして復活の道を模索中。

今敏監督の漫画『海帰線』

2009-09-23 00:21:20 | まんがぁ?

最近手に入れた漫画が読まずにうず高く積みあがっているので、連休中に少し消化。
アニメーションでは世界に知られる今敏(こんさとし)監督。その監督が漫画家時代に出した単行本があると噂に聞き、読んでみたくなりました。
『WORLD APARTMENT HORROR』と『海帰線』の僅か2冊ですが、両方とも絶版。
『WORLD APARTMENT HORROR』は大友克洋監督の実写初監督映画作品を漫画化したもの。
原案は今監督だそうです。映画観てませんが…;
この単行本は手に入りませんでした。オークションでも高すぎ;

 

●海帰線
今 敏
ビー・エス・ピー

このアイテムの詳細を見る

今敏、初の長編連載。
元々、講談社のヤングマガジンコミックスから1990年に出版、絶版になっていたものを9年ぶりに美術出版社から再販。
しかし、これも絶版になっています。
大友さんのアシスタントをしていたという経歴からも想像できますが、一目で分かりましたよ。大友漫画の洗礼の跡が。

【あらすじ】
日本の漁村が舞台。
60年ごとに海へ還(かえ)す神秘の“海人(うみびと)の卵”を代々預かってお世話している神社の神主の息子(高校生)が主人公。
しかし、漁村にはリゾート開発計画が持ち上がっており、主人公の父である神主は開発推進派。
主人公の祖父は入院中だが、開発推進に卵を利用するなどけしからん!派。
東京から帰ってきた気になる年上の美人女性も加わり、不思議なエピソードもあり、クライマックスへGO!
このまま映画化できそうなお話でした。
巻末には、ご本人様の当時を振り返ってのあとがきがあります。
確かに、週刊連載でこの密度のお話しと絵は大変。
2日でネーム、3日で下描き、2日でペン入れ仕上げ。
直接関係ないけど、昨夜、NHK『プロフェッショナル』井上雄彦の回(YouTubeは こちら)の再放送を見たんですが、井上さんも連載に苦しんでおられましたねー。
こういう読み応えのある漫画は、週刊ペースで消費しなくてもいいんじゃないかと思いますが…。
いずれにせよ、漫画の原稿料大幅upを願います。

 ※Amazonマーケットプレイスでは9/22現在、千円弱。
当時の定価が1200円ですから、それほど高くもないかしら。
でも、私はヤフオクで300円+送料負担で460円で購入しました。お買い得^^

Yahoo!オークション

※ebookjapanでダウンロードも購入できます。

今敏オフィシャルサイト

上記のサイトの中で、漫画単行本記事は こちら

【おまけ】
同じくアニメで有名な○井監督とは、漫画でもコラボしたことがあるそうですが、相性が悪かったようですね。
世界中に蔓延し、罹患者全てを死に至らしめる“天使病”。その謎を解くべく中央アジアの奥地を目指し、旅立つ3人の賢者と一人の少女セラ。”
…なんて面白そうなのになぁ。完結しなかったとは


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« おすすめ絵本3 | トップ | 今敏監督の漫画『海帰線』(Bl... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿