見たことも聞いたこともないフランス映画。
検索してみても、1994年の同名の映画のほうがヒットして、こちらは情報殆どなし。
忘れ去られた映画のようですが、チラシ紹介いってみよ!
製作:セルジオ・ゴッビ
脚本・監督:アンドレ・ガイヤット
撮影:モーリス・フェルー
音楽:プラデミール・コスマ
出演:アニー・ジラルド、ベルナール・フレッソン、ステファン・ヒレル、ハーディ・クリューガー
チラシ裏面の紹介文には
本年度ベストワンの秀作!
とあります。
まったく一筋縄ではいかない映画が来たものだ!ここ数年、フランス映画界は、本来持っていた、個性を生かすことを忘れて、若いアメリカ映画に押されつづけ不調を伝えられてきたが、『愛の地獄』は久しぶりにめぐり合えた、いかにもフランス映画らしいきめの細かい秀作である。
もっとも憎むべき犯罪---それは幼児誘拐である。学校帰りの9才になる少女が、何者かに連れ去られ、身代金を渡したにもかかわらず殺されてしまった。しかも幼い死体は、ゴミを入れるポリ袋に入れられて捨てられていた。
ミステリー仕立てのこの映画は、作品にドラマ性を持たせるのと同時に、錯綜するさまざまな問題を孕ませながら、観る者を堪能させ打ちのめす。ラストに向けたたみ込んでゆく計算されつくした演出。リアリズムに徹した素晴らしい映像感覚。これはまさに本年度ベスト・ワンと呼ぶにふさわしい作品に他ならない。
うーん、一生懸命褒めて話題になるよう推薦しているような文章ではありますが、なんか惜しい。このライターさんは本当に、この年一番の映画だと思って書いたんかな~?若いアメリカ映画のほうが好みではなかったのかな~?
ソフト化はされていないようなので、今では観る機会もなさそうなのが残念。
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