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今年の劇場映画初見は、このスウェーデン映画でした。2006.1.11.
監督 : ケイ・ポラック
出演 : ミカエル・ニュクビスト/フリーダ・ハルグレン/ヘレン・ヒョホルム (名前挙げてもピンと来ないですね^^;)
心身共に疲れ果てた天才指揮者ダニエル・ダレウスが現役リタイアし、小さな田舎町に移り住む。
そこで、年齢も境遇もさまざまな人たちの集まりである聖歌隊を指導することになり…。
協力:日本合唱連盟と言うからには、合唱を長年ホソボソと続けている私としては見ないわけにはいきません。
『コーラス』のような美しい歌声に魅了される感動作なのかしら?と思ってましtが、少し違いました。
確かに文部科学省特別選定作品であるのですが、青年向け、成人向け。
かなり深刻でダークな大人の世界が描かれていると思います。
色んな問題を抱える普通の人たち。
ネットめぐりをしていて、こんな意見もありました。
ダニエルはキリスト、レナはマグダラのマリア、えーと、ユダは誰だっけ?ほれ…あの女性…すみません…出てこない;;
ま、そんな意見があり、なるほど~!
それに加えて、牧師様もユダっぽい。聖職にあり、皆から尊敬を得ていたはずなのに、嫉妬・欲望・堕落。
『歓びを歌にのせて』のタイトルの印象とは異なるダークサイドが痛いです。
しかし、澄んだ歌声の持ち主ガブリエラが、自分の人生を重ね合わせ、歌い切る場面は感動もの。
歌には浄化作用がありますね。歌う人にも聞く人にも…。
ラストシーン~~ちょっとした奇跡を見ることが出来ます。
その奇跡は、見る側の私たちには、甘く切なく悲しく美しくはかなく寂しく……もっと色んな形容詞募集!
私の心に浮かんだのは『レクイエム』最終曲《IN PARADISUM》
ダニエルはパラダイスの入り口に向かうことが出来たのでしょうか。
Chorus angelorum te suscipiat,et cum Lazaro quondam paupere aeternam habeas requiem.
訳はウィキペディア「レクイエム」をご覧くださいませ(不親切ですみません)
あ、映画観てない方は、↑リンク行かないほうがいいかも;;ネタばれ^^?
歓びを歌にのせて - goo 映画
この作品本当によかったですよね。
あのありえっこない奇跡をわかる人少ないかもしれません。
たまにフィルム批評をかきますので、
またよかったら覗きにきてください。
こちらこそ、コメントありがとうございます。
そうですね。ラストシーンにどうしてガブリエラの歌ではなく、あの場面を持ってきたかかということが感覚的にわかる方は少ないのかもしれませんね^^
また伺います。ではでは~