昨日の『漫画は無力なのか?』記事からの続きです。
以前、とあるサイトに書いた日記を再録。
200字制限がありました。読みにくくてごめんなさい。
【2004/ 4/ 2言葉ヂカラ】
『圧倒的事実の前に言葉は無力である』天災事故戦争…あらゆる圧倒的事実を目の当たりにすると、言葉の力はちっぽけ。そもそも言葉とはよりよいコミュニケーションの為に生まれたものでしょう。
◇「文学は飢えた子に有効か?」by(注1)サルトル
◇「人はパンのみにて生きるにあらず」byキリスト(注2)「ソーヨ、オカズモイルノヨー」とツッコミタクナル私^^
◇「喰らふべき詩」by(注3)石川啄木を持ち出そうか?哀切極まりない啄木
【2004/ 4/ 3続言葉ヂカラ】
宮沢賢治という奇跡的人物についてお話しましょうか。以前勤めていた(注4)図書販売会社で退職金代わりに日本児童文学の復刻全集を購入しました。その中の『グスコー・ブドリの伝記』(昭和16年初版)のカバーケースに「世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」とあります。巻頭には「雨ニモ負ケズ」の詩を載せて…。生涯を熱烈な法華経信徒として過ごす賢治は、何よりも信仰の人、農業学者であり、詩や文学で身を(続
【2004/ 4/8賢治論ナッチマッタ】
たてようという気がなかった。殆ど無名のまま生涯独身38才で生を閉じた。彼は恋愛や性の要求をも黙殺し、菜食し、自分の享楽よりも民衆の救済に心を砕き東奔西走のうちに力尽きた。聖者の名を冠したい。が、彼の自我は本当のところ何処にあったのでしょう?父との葛藤、家業(質店)の嫌悪から生まれたような気もします。聖者からのメッセージは、ともすれば受け取る側に嫌悪感を抱かせます。宗教の勧誘に感じるものの如く…
【2004/ 4/9続々言葉ヂカラ】
でも賢治の詩や童話から説教じみた堅苦しさは感じられません。奔放な想像力。微生物から銀河世界まで包み込む博愛。賢治作品を噛みしめたい。(注5)言葉ヂカラはこういう所にあるのではないでしょうか。シオシオ疲れた時思い出して共感勇気付けられる。シンクロシンパシー致します。弱者に共感することは飢えた子に手を差し伸べることになりますか?文学のみならず音楽しかり。『イマジン』byジョンレノンを持ち出すまでもなく♪♪
====(注)今、振り返ってみると====
(注1)知ったかぶりしてますが、サルトルなんて、分かりゃしません^^;『花とアリス』の“サルとルー”なら覚えています。
(注2)「ソーヨ、オカズモイルノヨー」の出典は何でしょう?以前にも書いた気がしますが、樹村みのり『ポケットの中の季節』からなのでした。今、樹村みのり先生の初期作品は殆ど手に入らないんですよね。グスン;;…と思っていたら『菜の花畑のむこうとこちら』が、2ヶ月前に出版されていた!!ワーイ!
(注3)知ったかぶりしてますが、石川啄木もよく知りません^^;先日話題に上ったので、青空文庫で少しダウンロードさせていただきました。
(注4)図書関係会社といっても、ただの事務員ですよー。そこで身につけたのは、テンキーをドカドカ凄まじい速さで打つというスキルでした。
(注5)賢治についても啄木についても、どっかの解説の受け売りである私などより、大門屋健作様のコメントのほうが充実していますね。
ってことで、【コメント再録】は長すぎるので、やっぱり、下記リンク↓
先ほどの『話題』へ
以前、とあるサイトに書いた日記を再録。
200字制限がありました。読みにくくてごめんなさい。
【2004/ 4/ 2言葉ヂカラ】
『圧倒的事実の前に言葉は無力である』天災事故戦争…あらゆる圧倒的事実を目の当たりにすると、言葉の力はちっぽけ。そもそも言葉とはよりよいコミュニケーションの為に生まれたものでしょう。
◇「文学は飢えた子に有効か?」by(注1)サルトル
◇「人はパンのみにて生きるにあらず」byキリスト(注2)「ソーヨ、オカズモイルノヨー」とツッコミタクナル私^^
◇「喰らふべき詩」by(注3)石川啄木を持ち出そうか?哀切極まりない啄木
【2004/ 4/ 3続言葉ヂカラ】
宮沢賢治という奇跡的人物についてお話しましょうか。以前勤めていた(注4)図書販売会社で退職金代わりに日本児童文学の復刻全集を購入しました。その中の『グスコー・ブドリの伝記』(昭和16年初版)のカバーケースに「世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」とあります。巻頭には「雨ニモ負ケズ」の詩を載せて…。生涯を熱烈な法華経信徒として過ごす賢治は、何よりも信仰の人、農業学者であり、詩や文学で身を(続
【2004/ 4/8賢治論ナッチマッタ】
たてようという気がなかった。殆ど無名のまま生涯独身38才で生を閉じた。彼は恋愛や性の要求をも黙殺し、菜食し、自分の享楽よりも民衆の救済に心を砕き東奔西走のうちに力尽きた。聖者の名を冠したい。が、彼の自我は本当のところ何処にあったのでしょう?父との葛藤、家業(質店)の嫌悪から生まれたような気もします。聖者からのメッセージは、ともすれば受け取る側に嫌悪感を抱かせます。宗教の勧誘に感じるものの如く…
【2004/ 4/9続々言葉ヂカラ】
でも賢治の詩や童話から説教じみた堅苦しさは感じられません。奔放な想像力。微生物から銀河世界まで包み込む博愛。賢治作品を噛みしめたい。(注5)言葉ヂカラはこういう所にあるのではないでしょうか。シオシオ疲れた時思い出して共感勇気付けられる。シンクロシンパシー致します。弱者に共感することは飢えた子に手を差し伸べることになりますか?文学のみならず音楽しかり。『イマジン』byジョンレノンを持ち出すまでもなく♪♪
====(注)今、振り返ってみると====
(注1)知ったかぶりしてますが、サルトルなんて、分かりゃしません^^;『花とアリス』の“サルとルー”なら覚えています。
(注2)「ソーヨ、オカズモイルノヨー」の出典は何でしょう?以前にも書いた気がしますが、樹村みのり『ポケットの中の季節』からなのでした。今、樹村みのり先生の初期作品は殆ど手に入らないんですよね。グスン;;…と思っていたら『菜の花畑のむこうとこちら』が、2ヶ月前に出版されていた!!ワーイ!
(注3)知ったかぶりしてますが、石川啄木もよく知りません^^;先日話題に上ったので、青空文庫で少しダウンロードさせていただきました。
(注4)図書関係会社といっても、ただの事務員ですよー。そこで身につけたのは、テンキーをドカドカ凄まじい速さで打つというスキルでした。
(注5)賢治についても啄木についても、どっかの解説の受け売りである私などより、大門屋健作様のコメントのほうが充実していますね。
ってことで、【コメント再録】は長すぎるので、やっぱり、下記リンク↓
先ほどの『話題』へ
啄木さんは、うそつきでお金を返してくれないから友達にはなりたくない。
でも、そんなこととは関係なく、作品はキラキラ輝いているんですよね。
人格と作品は別物と思わなければいけないのでしょうが、それでも啄木には腹が立ちました。(「坊っちゃんの時代」を読んで。)
うひゃぁ~そんな人とは、私もお友達になれない~~;;
そうそ、でも作品は別物なんですよね^^