シネマるマンガぁ?byちゃとと

tweetばかり。放置中。何とかブログとして復活の道を模索中。

ちきちゃまのエッセイ

2007-06-24 15:52:04 | 少女漫画経験値

画像は1979年発行の『ウィンクル3月臨時増刊号 STARBOY』の中のページです。
大矢ちき先生の復刊(よろしければ、2/24記事4/21記事4/25記事)を喜んでいたら、HP仲間様から画像投稿いただきました。

「えー?何これ?いつ頃?」と聞いたら「STARBOY」とのお返事。
早速、検索してみたら、ヤフオクに100円で出品されてたんですねぇ♪
わーい!ゲットしましたよー♪ばんざーい!

マンガ家イラスト・エッセイ集『私の愛したヒーロー』と題した特集記事。
登場する先生方は池上遼一・おおやちき・勝川克志・桑田次郎・高 信太郎・坂口尚・新谷 薫・弘兼憲史・御厨さと美・山田ミネコ。
画力・人気・知名度、どれをとっても、そうそうたるメンバーですよね。
中でも、おおや先生だけ何故か見開きに渡って2ページ。
タイトルは“怪力ブルート君!”
画像読めますか?ちょいと長々と引用 。

(前略)そのブルートだがね、なん~~~~~~~~~~(谷岡ヤスジ風に)にもしないであのマッチョマンになったと思う?その陰にゃ人には言われぬ苦節ン十年、血と汗と涙(ブラッディマンドスエットアンドティアーズ)と飽くなき自己鍛錬の闘魂の苦しみがあったのだ。レスリング、エキスパンダー、きっとボクシングも重量拳も、きっとテレビゲームも必死にやって、あの筋肉をつくりあげたのに違いないのだ。キミ、なんも努力せん者が、大きいからとやっかんで小さいポパイに同情するでない。映画『若い河』を知らんの?なんのこっちゃねん。
(中略)彼は正直且つ己に忠実である。オリーブを好きだと思ったとたん、短絡的に言葉でハートで唇で表現する。行動する。好きやねん思てても言えなくてウジウジしはる男はんは、なんぼか見習い給ってもーたらええねん。(中略)こーいう男は見てて気持ちが良い。人間、バカでもチョンでも。目的なり興味なりを持ったら、いかなる障害があろうと勝算が無かろうと、むかってゆくべく、“熱く”あれ。夢中になって思いを遂げようとする姿は、人間讃歌の涙を誘う。ホレ、BGMを入れてよお。

<引用終わり>

はい!説得力ありますね。イラストのほうには、そのブルートに対抗して、3人のポパイが描かれてます。
モデルは、ちきくんの大好きなマーティ・フェルドマン、田中那衛、ルイ・ジューベですって。
マーティ・フェルドマンって、目ン玉ぎょろりのこの方ですよね。↓そーか、ちきくんの好みはイケメンでなく怪優だったのね。
(こないだTVで元祖モンティ・パイソンを見ていたら、マーティ・フェルドマンが出てました。あらら、ビックリ!若かったです。)

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さて、も一つ、おおやちきちゃまのトリビア。
1982年発行の英字マンガムック『MANGA』には、平田弘史先生のイラストにカラーリングとクレジットされていたそうです。素晴らしいコラボですね。

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も一つ予告。この『STARBOY』という雑誌、なかなか面白いんですよ。
いしかわじゅん先生と諸星大二郎先生のマンガも載ってます。 

SF映画、モンスター映画の特集やら、マニアが喜びそうな特集記事がいっぱい。そのうちにご紹介~♪


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