迷走する枕茶屋

ASHIOTO



今まで憧れてきた未来に幕が降りる

薄いベールに描かれた楽園は

永遠に追いつけないバトンリレーのようで

それは蜃気楼のごとく 指の隙間からするりと逃げる

絆の文字を掲げた馬鹿騒ぎが ただのメモリーになった今

生贄を欲しがる畜生どもに一撃を与える使命感が湧いて来る

風穴を空けたいのは時代ではなく擬装する未来だ

来るべき世界に警鐘が響く事態はさほど遠くない

不浄の足音を撒き散らしながら歩むなら 

まずその歪脚を切り落としてからにしてくれないか








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