時々周りを見回してみる
誰もいないことに安堵する
期待されることに臆病な私は 距離と壁を作る
もう何かを期待される年でもないが
昔からの癖みたいなもので 自信を持って誇れるものは何もないし
口から出る自信に満ちた言葉とガタガタ震える中身は一致しない
見かけは石壁だが ただ積み上げただけの牙城は
子供の手でも壊せるほど藁より脆い
精神(こころ)が弱いのは今も昔も変わらないのだ
それでも防壁を築く滑稽さは 我が塵の如き魂の足掻きたる証
世間の風に飛ばされて踏みつけられて丁度釣り合いが取れる
どんどん壊されて 丸裸にされることを心密かに願う
誰にも気づかれず 雑踏に行き交う幸せな足元に転がっていたい
それでも防壁を築く滑稽さは 我が塵の如き魂の足掻きたる証
世間の風に飛ばされて踏みつけられて丁度釣り合いが取れる
どんどん壊されて 丸裸にされることを心密かに願う
誰にも気づかれず 雑踏に行き交う幸せな足元に転がっていたい
只々 転がっていたい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/64/92ee10c71d7065b8af4677cb4d5b49f0.jpg)
自虐は私の趣味みたいなものだ。