熊本県内で路線バスと熊本電鉄電車を運行する5社は12日までに、クレジットカードなどによる運賃の新たなタッチ決済を24日の始発便から全路線で本格導入することを決めた。関係者が明らかにした。 5社はいずれも熊本市に本社を置く九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バス。新タッチ決済は九州産交バスが運行する熊本−福岡の高速バス「ひのくに号」など計4路線で試験的に今月1日に先行導入しており、新たな機器の作動に問題がないことが確認できたという。13日にも、24日からの本格導入を発表する。 新タッチ決済は昨年11月に廃止したSuica(スイカ)といった全国交通系ICカードの代替手段。クレジットカードのほか、クレジットカード機能を設定したスマートフォン、デビットカード、プリペイドカードが利用できるようになる。 全国交通系ICカードを廃止したのは、機器の更新に多額のコストがかかることが理由。11月以降は先行導入した計4路線を除き、現金もしくは地域限定型の交通系ICカード「くまモンのICカード」での決済のみに対応する〝空白期間〟が続いてきた。 当初のスケジュールでは新タッチ決済の本格導入は3月上旬を予定していた。5社でつくる共同経営推進室は利便性の早期改善につなげるため、空白期間の短縮に動いた。 (熊本日日新聞) |
聞くところによると交通系ICカードはメンテナンスが大変とか。
費用を考えると、首都圏でも使えなくなる路線が出るのでは。