JR北海道は18日、単独で維持困難な13線区を発表した。沿線自治体と協議したうえで、2019年度までに廃止を含めて事業を見直す方針という。 13線区は、輸送密度(1キロ・メートルあたりの1日の平均輸送人数)が2000人未満の1237・2キロ・メートル。全線区2568・7キロ・メートルの半分近くにのぼる。 このうち、札沼線・北海道医療大学―新十津川間など3線区(179・4キロ・メートル)は廃止し、バス輸送への転換を目指す。 残り10線区のうち8線区(925・7キロ・メートル)は、特急列車が運行されるなど観光への影響が大きいことなどから、運賃値上げや、沿線自治体に線路の維持費などの負担を求めJR北は運行に特化する「上下分離方式」による運行など、線区維持に向けた見直し協議を自治体と開始する方針。残る2線区(132・1キロ・メートル)は、すでに廃止が決まったか、沿線自治体と協議に入っている。(読売新聞) |
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当社単独では維持することが困難な線区について