日々の思い

日常の出来事、思いを書き続けて、自分を見つめて行きたいと思っています。

移り行く蓮田

2012-07-10 20:40:17 | 日記
わたしが世にいる間、わたしは世の光です。(ヨハネの福音書9章5節)

季節の花も撮っておきたいと思い、昨日は宇治市の南部、城陽市の蓮田へ行った。この14年程毎年この時期になると行きます。でも近年は花より蓮田の葉や水面が面白く、それを狙います。水面には若葉色の藻が美しく、茎や葉のコラボが絵になります。

着けば肝心の水面の藻が無い!いつもこの田んぼが御贔屓で、撮らせてもらっていた。この5年、年を取られ、重労働の蓮の栽培が出来なくなったのか、殆ど手入れされず野放し状態だったので危惧はしてました。

今年は経営者が変わったのか、田に若者2~3人、蓮の蕾を刈り取ってられる。多分盆のお花に出荷の為、冷蔵庫に保管して出荷されるのか?歩いてばかりなら藻も壊れ、蕾を早くも刈り取れば花も咲かないでしょう。田んぼが草に覆われ、破壊されるよりましです。

思えば10年前まで、この一帯は素晴らしい花々で田んぼは覆われていました。余りの美しさで感動して、夏の間何回か来たものです。夜明けの蓮は花びらがピンと立ち、朝日に照らされ、美しさに打たれ夢中で撮ったものです。また雨の翌朝は特に滴も美しく、中には良い写真が撮れました。

しかし後継者問題や利益の少なさ?で段々廃れて来ました。花も肥えの少なさで小さく、色も悪くなりました。それに面積の全体にあった茎も段々無くなり、哀れな歯抜けの田に変わりました。中には草に覆われ、破壊され廃田になった田もあります。でもまだ熱心に手入れされた田もあり、希望が持てます。

人も自然も変りますが、身近な被写体が変り残念です。