ほらふきにっき

発作的な日記です

越後三山駈け 1日目

2005-09-28 | つれづれ
9月23・24日の連休に以前から縦走したいと思っていた越後三山に念願かない行ってきました。

越後三山は標高は2,000m前後ながら非常にアップダウンがきつく、鎖場も半端な数ではなく、どこにも避難ルートの無い岩尾根をひたすら歩かねばならず、登山道の多くが笹ヤブに覆われているため、越後の山々でも健脚コースとされています。

二十数年も毎年三山駈けをされているスペシャリストである八海山の先達さんに、今年の夏前から是非一緒に連れて行って下さい、とお願いしていたのでした。
今回は枝折峠から山に入り、駒ケ岳、中の岳、八海山と三山駈けのルートを取ることとなりました。

越後三山は八海山開闢神文に「遙におろがみまつる駒ケ岳中の岳に鎮まり坐す国常立尊三笠山大神・・・」とあるとおり、三山を信仰の対象としてきました。
しかし、先達のお話によれば八海山の行者でも三山駈けをする人はその難路のためか決して多くはなく、昔はもっと道も草刈りなどの整備がされていないため行として入るにはかなりの体力と覚悟を持って入ったとのことです。

とはいえ今年は草刈りの予算がついて毎年部分的に分けてされている草刈りが三山の全てで行われている情報を得て少し不安は和ぎました。

5時少し前に八海山社務所を出発、6時には枝折峠登山口につきました。
さて、日の出に登山の安全を祈願して出発!です。


正面のどっしりとした形の山が越後駒ケ岳です。駒ケ岳までは100名山巡礼?の比較的なラフな登山客を見かけます。



岩の道を登ってゆきます。まだまだ足元はしっかりしているほうです。



駒が岳山頂にある三笠山大神(忉利天宮)の神像です。明治18年?の建立。台座には長岡方面の教会の名前が多く古志郡虫亀村(山古志)の世話人の名前がありました。手前の神鏡には長岡の三嶽大々講社とあります。三山は小出方面から見えるためか?長岡方面の教会・講が盛んに登ったのでしょうか。



登山道の足元は苔むしています。そして湿った岩はとーても滑る・・・



「檜の廊下」付近の様子



八海山を遥拝。正面の三角の山は御月山です。



ふんわり山の片側に雲がくっついています



長年の風雪に曝された立ち木



サマツというマツタケ?の仲間らしい。すでに干からびていて食べれないようです。



駒ケ岳から歩いてきた道を振り返って



右に鋸の歯のような八海山が見えます。左の不気味に下り不気味に上る尾根が翌日通るルートです。。。



中の岳での拝み。中の岳開山変摂霊神の碑があります。今は大崎龍谷寺に眠っています。



小屋のすぐ横ではブロッケン現象が見られました。後ろから差す日が雲のスクリーンで映し出され後光が差しているようです。


枝折峠6:00発で中の岳の小屋に着いたのが14:30くらいだったので、順調なペースでの1日目でした。
夕食先達さんお手製のレタス入り味噌汁(不思議な食感♪)を頂いた後は寝るだけです。
小屋の中は連休初日とあってか八海山方面から駒ヶ岳方面からの登山客、約25名ほどでスシ詰め状態です。


しかしなんだか寝付けません。起きて時計を見るとまだ22:30。がーん。次に起きたのは2:00。3:30の起床までまだまだあるけど日頃こんなに寝ていないので余計に眠れません。
強引に目をつむってミノムシになりきります。
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