ほらふきにっき

発作的な日記です

八海山 単独登山(その2)

2007-07-25 | つれづれ
また少し登る。
午後の山はとても静か。
人っ子ひとりいない山道。


草に埋もれた石像。
お不動さんと米山さん(米山薬師)がおわします。
この奥に滝があるという話を先達から以前伺った。
興味はあるがものすごい藪である。そしてマムシが多いらしい。
恐ろしいので足を踏み入れないことにする。


明治時代の建立、米山薬師(米山さん)の石碑。


しばらく登ると杉が見えてくる。
しかし、まだ金剛霊泉はもう少し先。
何度か期待を持たせられながら裏切られる。
ようやく本物が見えてきた。


小屋と霊泉の分岐に立つ杉にある道しるべ。
シブイ道しるべ。


一本杉が金剛霊泉のランドマーク。
その根元の付近からコンコンと水が湧き出している。


昔の三条の八海山行者さんの名のある金剛霊泉と書かれた大きな石碑の奥にお不動さんが祀られています。
あまりに草が茫々なので少しだけ草むしりしました。


コンコン。
そんな音がするような気がします。



梅雨空のガクアジサイ。


立派な霊泉小屋。地元の人によってきれいに整備されています。
今夜お世話になる小屋。


今日は雲が低いのですが、小屋の裏手に廻ると魚沼平野が一望できます。


小屋の周囲をウロウロする。
誰もやって来はしない。
すでに16時を過ぎていた。

小屋の窓を開けて換気する。
掃除をしてみる。

外の空気がどんどん入ってくる。
ヒマなので備え付けの日誌を書いてみる。

鳥の声がどこからか聞こえてくる。
とても静かだ。

ひと気が無いのが少し寂しい感じもするけれど、心地よい時間。
山の空気を体に入れて、ゆっくりとまた吐き出す。

日誌を書いているうちに寒くなってきた。
これ以上換気は要らないので窓を閉じた。

小屋の中に神棚があったのでその前で蝋燭を灯して夕べの勤行。
小1時間少し長めの勤行。

終わってふもとで買った食料を食べる、というより流し込む。
日没。
日が暮れたので、やることも無いので寝るしかない。
シュラフの中に潜り込んで顔だけ出してみる。

蝋燭を灯したまま、まどろみの中に吸い込まれていった。
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