天城山・・・南国の山と思いきや大雪の百名山
週末東京で所用がありそのまんま連休突入でしたので、タイミング的に今年最初の百名山踏んで来ました。金曜夕方にかけ京王線、中央線、横浜線、小田急線、東海道線そして伊東線を全在来線ほぼ鈍行。移動時間に3時間以上要しました。そして本日泊まる伊東温泉が今回のベースキャンプです。
基本雪は振らないであろう地域ですので何時かこの時期に登ってみたいなと思っていましたが、蓋を開けてみれば結局はいつもと変わらない雪山登山でした。伊豆半島は春爛漫という予想は見事に履がえされたのです。しかも余計歩かされたし・・・
■記録
東京新宿御苑付近にて朝飯前の朝散歩
所要を済ませ一路静岡へ。途中見えていた丹沢連峰。写真では伝わらないがやはり百名山。なかなかの存在感
乗り継ぎまくりやっと目的地の伊東駅着。さすが有名な観光地で人いっぱい
日没には間に合わなかったが直後のオレンジビーチを散策。伊豆大島とか美しい海岸線。海は久し振りに来たな~
安宿に素泊まり。翌朝メシは駅の立ち食いそば屋さんで天玉そば・・・出来る限り節約である
天城高原行バスに乗り込むと運転手から「雪道で登山口には行けないよ」と。「どれ位歩くか?」と聞くと「4Kmで約1時間だね」・・・まぁいいか。時間的には何とかなりそう。迷わず出発。心強かったのはもう1人の登山者「青い人」も乗車したこと
その通りスカイヒルズ下という途中のバス停で降ろされ4Kmのウォーミングアップ開始
除雪されているが成る程バスは無理だな。それにしても長い舗装歩き。青い人とかわしかわされズンズンと
急いだ甲斐もあり40分ほどで登山口到着。しかし既に汗汗
青い人がアイゼンつけている間にお先しま~す。ここで標高1000m。予想以上に雪深く50cm以上もあるがトレース有り
四辻分岐。時計回りか反時計かを選択するところ。まぁ順当に時計回りだね
低木帯を登っていくがこのつるつるしたオレンジ色の樹木が印象的。後で調べたがヒメシャラだそうだ
上は青々した苔。やはり暖かい地域なんだなと思う。下の標識は・・・なるほどこれだと木に食い込まないよね
急登を登り切ると最初のピーク万二郎岳に到着。ここで先行者の「奈良の人」と挨拶を交わす。以後青い人とほぼ3人が同じ行程で進んだ。勿論3人バラバラだが・・・
と言うことで万二郎岳頂上。色々写真撮っていると2人はさっさと先に行ってしまった。早ぇーなー
この頂からは南側がよく見えた。伊豆の海岸線と太平洋
これから歩く天城の稜線。いいね。今日も途中から雨予報だったのでとっても幸運^^
しかし肝心の富士山は何処から見えるんだろう・・・基本的にこの山は眺望ポイントに乏しい。キョロキョロしながら進むと・・・
登山道から少し離れた岩場の上から見っけ!!
アップで。おお~!!これは・・・傘富士・・・いや吊るし雲を纏った富士だ。これは珍しいものが見れたな~。大満足
さてこれから歩く稜線。2人を追う
一旦下った最低コルの馬の背からも南側が望めた
振り返って今来た方面と万二郎岳
ゴルフ場方面を見下ろす。随分歩いたな。あの遥か遠くに見えるホテルまで戻るんか~
次の台地状ピークにあるアセビ(馬酔木)のトンネル。ここは有名なイベント。但し雪が積もっているので潜るのが厄介^^
かと思えば今度はブナの巨木群とアズマシャクナゲの森。飽きさせない稜線だね
万三郎岳をロックオン。もうひと踏ん張りだ
最後の遠景。左の富士とそれから連続派生した吊るし雲が分かる。ある意味気象学的な感動を憶える
と言うことでついに天城山最高峰万三郎岳到着!!青い人と奈良の人にも追いつく
自分は緑の人である
天城山も奥が深いね。自分が歩いた路はまだまだ序の口だな・・・とか思ううちに2人ともさっさと下山してしまった^^
さて帰りも長そうなので下るか。この辺から反時計回りの登山者とすれ違うようになる
帰りは本当に長かった。急激な下降後しば~らく続くトラバース。奈良の人には追いついたが青い人は・・・早すぎる
雪で体力奪われたかな。やっと登山口到着。そしてまたあの舗装歩きか~
ちなみにマイカー組はゴルフ場まで上がれるのだ。しかしここで一つの疑問が生ずる。車で来た奈良の人は何故舗装歩きだったのか?聞けず終い
無事降車地点に戻る。が、バス時刻まで小一時間あるので近くの東急リゾートホテルにて休ませてもらう。今登った天城山が綺麗に見える。そして、腹も減ったが我慢我慢
富士山と南アルプスは既に見えない
で、帰りのバス乗車。青い人も乗車し、朝と同じ位置関係^^
で、これがまた食べたかったのだ。朝と同じ立ち食いそば屋さんで今度は月見そばを注文!「毎度ありがとう」と言われた^^
■タイム
08:45 積雪による最終バス停出発
09:22 天城縦走路登山口(天城高原ゴルフ場)
09:44 四辻分岐
10:26 万二郎岳
10:34 富士山ビュースポット
10:48 馬の背(最低コル)
10:55 アセビのトンネル
11:36 万三郎岳(天城山)頂上
11:48 下山開始
11:52 天城縦走路分岐
12:14 涸沢分岐点
13:08 四辻分岐
13:23 天城縦走路登山口(天城高原ゴルフ場)
14:03 積雪による最終バス停到着
※登り 2時間51分、下り 2時間15分
■GPSログ(距離:14.40km、高度の上昇/下降:926m/-926m)
■勝手に難易度指数:35+2(舗装歩き辛い度)=37points
■感想、反省等
・何だかんだ言っても流石百名山です
・伊豆半島のシンボルであるその山容はとても優美です
・登山口までの約4kmのウォーミングアップはなかなか
・バスが終点まで行けないとは今年どこも大雪なんですね
・登山口までの歩きが無ければ難易度は20ポイント程度す
・稜線歩きは最高!!しかし下り半周の長いこと長いこと
・ロングトラバースは滑落要素ありありです
・周回せずピストンの方が楽だと思います
・その方が景色も2倍楽しめますね
・全行程軽アイゼン。持って行ってよかったです
・帰りの舗装歩きも延々でした
・見事な傘富士に感動。天気良くてよかったです
・結局家に帰ったのは深夜。伊豆は遠かったす
・これで百名山の内4/1の25座達成!!しかしまだまだす
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