早池峰山・・・初の門馬コースは天候不順で8合目で撤退
週末残念な天気予報。こういう日は以前から歩いてみたかった早池峰北壁と思い登山口へ。登山口には管理人表示のジムニー1台のみ。登山届出して出発しましたが早々に管理人の方とお会いし立ち話し。自分は引き返すが気を付けて行ってらっしゃい・・・と言われ今日の登山者は自分一人であることを確信したのです。今日の山頂部は暴風の様相ですし、実は軽いぎっくり腰になっていてちょっと恐いので、まぁ行ける所までという位の気持ちです。結果、8合目ちょいで引き返しましたがこの門馬コース、樹木や植生、地形など変化が豊富でかつとてもよく整備された路。長い樹林帯歩きと急登が辛いという評判ですが、自分的に見事に予想を覆された感じ。いい下見になりました。勉強のためまた行きたいコースです。
■記録
登山者かなと思ったがパトロール中の表示があった
多分今日は誰も登らないだろう予想はしてた。では出発
ちょっこし林道歩いてここからが登山道。崩れた林道を高巻きする感じ
一帯甘い香りがして見上げるとカツラの巨木
香りの原因はこれだね
こういう橋が6か所ほどある。昭和の頃に地元郵便局が整備寄贈したものらしい
ハウチワカエデが色づき日が当たると浮き上がる
保護林制度の森林生態系保護地域
握沢という沢に沿って進む。滝などもあり清らかな流れに癒される
階段や危険表示など親切過ぎるくらい丁寧な管理がなされている
この葉裏の模様はアスナロだね。この辺一帯が桧葉の森
こういう保護方法もあるんだ。レッドリストⅡ類。なんの植物なのかはわからない
1時間たっぷりと歩きようやく5合目。木の橋を渡ったところに立派な鳥居がある
鐘を鳴らし会釈して入山。そしてここから沢を離れ急登の始まり
黄色とオレンジ。勝手に紅葉七色(赤、朱、紅、黄、黄緑、茶、紫)とか^^
6合目。平津戸コースと言うのが以前あったらしいが現在は通行止め
これはシラビソのようなオオシラビソ。徐々に高高度針葉樹林帯へ
7合目通過したあたりから蘚苔類地帯へ
倒木に苔。ふわふわほかほか
まるで八ヶ岳とか奥秩父のようなしっとりとした雰囲気が漂う
コメツガのぽっくりかわいい
おっ低木になってきた。真っすぐに高度上げるのでわかりやすい
森林限界。この辺からハイマツとか出はじめる
8合目まできた。ここで参拝
一気に視界も開ける。見えずらいが裾野へと紅葉の海が広がっている
風が強くなってきた。雲行きもなんか変な感じ
まだ行けそうだけど今日は腰にコルセット巻いている。ギクッといって歩けなくなったらお終いだしこの辺で切り上げるかな
とり急ぎ8合目まで戻りパンを頬張る
下りは滑らないように緩々。鈍い腰の痛みもあるし
やっぱりこの路はいいね。ほぼ樹林帯歩きだが植生に変化があって面白い。案内できるようになるにはもう一回。頂上まで登ってからだね
落ち葉が奇麗だった
カツラの木が多い感じ。岩手では珍しいかも。やはり早池峰は凄い山だと思う
5合目で急坂は終わり
後は渓谷沿いに紅葉を楽しみながら
崩落した橋は高巻きで躱している
滝と紅葉が織りなす景観。美しい
戻る。あ~やはり管理人の方がいらっしゃる。待っててくださったようだ。すみません、お疲れ様ですと挨拶し帰途に着く。最後は手を振ってくれた。でこの後すぐに土砂降りに。引き返してきて正解😌
■タイム
08:42 門馬登山口出発(登山届)
09:36 五合目鳥居
09:50 六合目平津戸分岐
10:20 七合目
11:00 八合目
11:10 1470m地点(本日のピーク)
11:15 八合目(パン&牛乳)
12:19 五合目鳥居
13:07 門馬登山口到着(監視員へ報告)
※登り 2時間28分、下り 1時間57分
全行動時間 4時間25分
■GPSログ
距離8.96km、高度の上昇/下降923m/-923m
■勝手に難易度指数
29points
■感想、反省等
・樹林帯歩き長い辛い・・・と言う感じは全然しませんでした
・むしろとても興味深く歩かせていただきました
・この早池峰北斜面は独特の植生を持った場所ですね
・県内ではなかなか無い光景が見られます
・あと1時間も登れば頂上に行けたとは思います
・でも登っていれば確実に下りは土砂降りに見舞われたでしょう
・9合目以降はかなり険しい登りになるそうです
・また機会があれば挑戦してみたいと思います
・登山道は特に樹林帯部分の整備がお見事です
・恐らくですがパトロールは交代制でしょうが常に誰かいる感じですね
・それだけ大事にされているコースだという事が分かりました