穂高岳・・・今年一番の目標。夏の思い出2日間
昨年立山に登って以来の北アルプス。しかも今回は登山者憧れの奥穂高岳を目指します。上高地や涸沢という地に行ってみたい、テレビや写真のようなあの景色をひと目見てみたい・・・ずっと練っていた計画をいよいよ実行する時が到来したのです。
別旅行の家族と相談しながらお盆休みを前倒し。水曜の業務を終え各方面の方に申し訳ない思いを抱きつつ上高地に向け車を走らせます。計画では盆前の閑散期を狙い木曜~金曜にかける1泊2日の行程。そして、できれば帰省ラッシュピーク前に帰途に着きたいところ。しかし、天候も台風の影響であまり芳しくはなさそうなので、果たして旨く行くのか?心配ですが、一応最悪を想定し予備日を8/10に設定します。結果は、以下のとおりであります。
■記録
8月7日
深夜のサービスエリアで夕飯中に浅間山噴火を知る。果たして上信越道は通れるのか?
噴火は大きな規模ではないらしく無事浅間山麓を通過。そしていよいよ「上高地」の案内標識が
8月8日
深夜の高速道を乗り継ぎ8時間掛けさわんど駐車場に着いたのが午前2時半。そのまま車中泊するも朝5時始発のバスに乗るため実質睡眠時間は1時間ちょい
まぁ遠征の際はいつものこと。早速朝一バスに乗り上高地へ。天候は・・・霧の中。大正池も残念な感じ
上高地バスターミナル到着。お~こんなに登山者いるんだ。平日なのにさすが上高地
梓川脇を通り河童橋方面へ
これが河童橋か。上高地と言えば河童橋みたいな^^。花崗岩に洗われた本当に美しい流れ。そして本来ここから穂高連峰が見渡せる筈だが霧の中。仕様がないので先に進む
行きは梓川の裏ルート対岸コース。進んでいると・・・見る見る霧が取れ青空が。あぁ~ついに穂高とご対面!!
ここも来てみたかった岳沢湿原。素晴らしい
綺麗な水面と朝霧が気持ちいい
なんという光景。わざわざの遠回り正解だった
振り向くと朝見えなかった焼岳がどんと。天候次第ではこの山をリザーブと考えていたが、文句無く行けそうだ
しばらく歩くと明神の吊り橋へ。時間の関係で嘉門次小屋は立ち寄れず。次回また
梓川を渡り銀座通りの林道を更に1時間。徳沢に着く
ここで朝ごはん。前穂を見上げながらの徳沢カレー最高。そして何やら昨日は午後3時位から突然雷雨だったとの情報を得る
雷か。夏山は午後から崩れる確率高いのでここから若干急ぎ足。で横尾に到着。非常に長い林道歩きだった。しかも標高は殆ど上げていない^^
ここは槍と穂高と蝶への重要な分岐点。槍ヶ岳はいつか表銀座を縦走したいので橋を渡り穂高方面へ
ここからが登山道って感じ。急峻な前衛峰を左手に見ながら進む。かなり暑くなってきた
本谷橋という渡渉地点。気持ちがいい沢に吊り橋が掛かっている。皆休憩中だがパス
Sガレという岩凪地帯を通過中。陽を遮るものは何も無い
穂高連峰が見渡せるようになった。上高地から180度回って裏側にきたぞ
アップで見るとあれが今日目指す穂高岳山荘か。あそこまで登るんだなと思う。本来は涸沢泊で2泊3日が定石らしいので、これは相当頑張らなくては
涸沢の底の分岐着。これは・・・近い方の涸沢小屋方面へ
テント場とはるか頭上に奥穂高岳。何ともすごい風景
ここが涸沢か~。とりあえず一枚
涸沢小屋到着。長かった。で、欲望のままついつい注文してしまう^^しかしこのビールが余計だった・・・
ここから足が急に重くなる。これは紛れも無くロングドライブ+寝不足+炎天下+高所未順応+アルコールだわ。何度も立ち止まる
ザイテングラート手前のこのカールトラバース正直辛かった
少し休んだら落ち着いたが果たしてザイテン登れるのか?
ここからは完全岩登り。10数Km歩いてから早池峰河原坊コースを登るような感じ。岩が下向いている
息切れしながらも美しいチングルマ。疲れが・・・取れない^^
立派な積乱雲が。雷鳴も聞こえる。しかし急げない
涸沢小屋から2時間半。今日の目的地穂高山荘ロックオン。日差しがカッと言う感じ。雷はないようで一安心
ふぃ~。山荘到着。本来一日でここまで来るのは困難とされている。でも何とかなったな
窓に映る景色が印象的だった。因みにザイテンからはヘルメット必須である
15時に間に合ったので早速宿泊の受付をして荷物を置き、夕食までゆっくり過ごす。涸沢カールの全貌と奥には常念岳~蝶ヶ岳の縦走路。あれ歩いたよな~
小屋の裏手に回って見ると笠ヶ岳とジャンダルム。どっちもまぁご立派!!
奥穂から降りてくる登山者。空身だとしても今日はとても無理。しかし明日はあの岩壁を登らなければならない
小屋の雰囲気。1人1枚の布団が割り当られるが、かなり狭く隣の人に気を遣う。夕ご飯は美味しくいただいた
夕飯していると外が賑やか。早速行って見る
うようよと蠢く色んな形の雲。ずっと見ていて飽きない。就寝時間までほぼ外で景色を堪能。なんとも贅沢な時間
8月9日
翌朝4時起床。小屋前のテラスでご来光を待つ。雲海に八ヶ岳が浮かび上がりとっても神秘的
そして常念岳隣からご来光。この山旅ができることに感謝
山の斜面も微かにオレンジ色。下の写真は他のサイトから同時刻の写真拝借。モルゲンロートの中に居たんだね
山の朝飯。ご飯お代わり^^お世話になりました
さて、いざ奥穂へアタック。緊張するね
この山荘からの最初の取り付きが一番の核心部。一気に高度を上げ、直ぐに3000mを超える
この山域は本当に岩だけしかないのだな。気が抜けない
もう山荘がはるか下に・・・と思ったら槍ヶ岳が見えた!!
右を向けば白山まで見える・・・ちょっと待て。浮かれないでまずは頂上だけに集中しよう
頂上稜線上に出て黙々と登る。そして山頂が見えた。人がいる。もう少し
そしてついに奥穂高岳到達!!それはもう感動物なのだ
奥穂頂上から振り返る。凄い光景・・・鬼気迫るものがある
意識を戻し冷静に山座同定。これだけの山々が一気に。全部登ってみたい
涸沢カールと奥には常念山脈。逆光に燻る霧もまた幻想的
影穂高と威風堂々の笠ヶ岳。その奥に白山。結構近いんだ
はるか遠くに色んな山々。富士山や北岳まで見えるとは
上高地河童橋方面。昨日はあちらから見ていたんだね
北アルプスは相性が悪いと思っていただけに、今日のこの眺望は想像すらできず
西穂稜線方面。右からジャンダルム、西穂高岳、焼岳、乗鞍岳、そして最奥には御嶽山。平然とジャンダルムに向う登山者。熟練なんだね~すごいな
名残惜しいが最後に一枚。吊り尾根から岳沢に降りて見たいが穂高初心者はここまで。いつかまた!!
下り特に慎重に。このルート確かに滑落したら大変なことになり緊張はしたが、想像していたよりも安定して歩けた。重太郎新道や大キレットは一体どんなレベルなのだろう
お世話になった穂高山荘に別れを告げ下山開始
登りでえらくバテたザイテングラートも下りは楽に感じる。しかしスライドも多いので浮石落石には厳重警戒だ
下りはパノラマコースから涸沢ヒュッテへ。これもまた結構距離があるしとても暑い
ヒュッテ着。広いテラスで気持ちいい~
さすがに喉カラカラ。で昨日の教訓によりコーラとソフトをゲット。この景色見ながらもう言う事なし
この光景は到底写真では伝わらない。よってしっかりと目に焼きつける
ではサラバじゃ!!
ここから帰りまだ15kmオーバー。長いな・・・
やっと横尾に戻ってきた。あと11km
暑さと距離でさすがにバテバテ。徳沢で笊蕎麦。生き返る~
明神を過ぎるとガチ登山者と緩い一般観光客が混在するようになる。人も凄く多い。さすが一級観光地
帰りは表街道を進み河童橋に戻ってきた。ふ~
ここで再びソフトクリーム。昨日は霧で見えなかった穂高をバックにペロペロ^^いや~至福の山旅だった。山の神様に感謝!!
9日中に帰宅しようと車を走らせるも郡山でKO。近くのスーパー銭湯で風呂&ビール&仮眠。翌朝出発するが予想通り帰省ラッシュと事故ラッシュに巻き込まれる。結局家に着いたのが午後3時過ぎバタンキュー。楽しかった。未だ頭を離れず
■タイム
8月8日
05:45 上高地バスターミナル出発
05:51 河童橋
06:05 岳沢湿原
06:52 明神橋
06:59 明神
07:45 徳沢(朝食カレー)
08:50 横尾(一服コーヒー)
10:19 本谷橋
10:55 Sガレ
11:37 涸沢カール入口(分岐)
11:55 涸沢小屋(昼食ラーメン&生ビ)
13:49 ザイテングラート
15:04 穂高岳山荘到着(宿泊)
8月9日
05:03 ご来光
05:39 奥穂へアタック開始
06:15 奥穂高岳登頂
06:40 下山開始
07:26 穂高岳山荘(デポザック回収)
08:12 ザイテングラート最下部
09:00 涸沢ヒュッテ(コーラ&ソフトクリーム)
10:13 Sガレ
10:39 本谷橋
11:27 横尾(一服)
12:26 徳沢(昼食ざるそば)
13:24 明神
13:58 河童橋(上高地ソフト)
14:15 上高地バスターミナル→さわんど駐車場へ
※登り 9時間19分(穂高岳山荘まで)
下り 7時間35分(奥穂高岳から)
■GPSログ
距離:39.89km、高度の上昇/下降:2779m/-2779m
■勝手に難易度指数
96points
※明神過ぎた辺りで電池切れログ未記録につき2Kmプラス
↑ちなみに常念~蝶三角縦走と比べれば距離の違いが歴然
■感想、反省等
・ずっと練っていた穂高行き。実現できてよかったです
・最高の天候にも恵まれ怪我も無く下山できました
・山の神様には大変感謝を申し上げます
・山頂の祠には必ず再来できるよう祈願しました
・小屋泊まりは疲れていた割りに寝つけませんでした
・周りの音もですが多分軽い高山病。頭痛薬飲みました
・上高地、涸沢、穂高、山荘泊まり、ご来光、岩登り・・・
・何も考えずボーと過ごした山荘からの風景・・・
・いずれ何とも形容のしがたい2日間でした
・全く飽きない景観とはこのことなんでしょう
・下りはずっと穂高の景色を思いながら歩いていました
・この思い出を残したくしばらく山は登りたくは無いです
・と言うのは嘘ですが、帰ってからも頭から離れません
・この2日後ジャンダルムで滑落死亡事故がありました
・同時に山はやはり侮ってはいけないと自分を戒めます

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