ダメ元の軽い気持ちの実験で、信じられない結果を得た私は、前半丼の裏に貼る弾性材に、何が適しているのかを試してみる事にしました。
(まだ他にもあったと思います。)
(再現したもの。ユニットは異なります。不恰好でしたね。)
ティッシュの箱は中高音がやや透過していて、あまりよろしくなかったからです。
(厚紙だから、当然です。)
でも、どのようなものが適しているのか皆目見当がつきません。
とりあえず、とにかく手に入れやすいものを適当に揃えました。
(まだ他にもあったと思います。)
細かい試聴結果を記しても仕方がないでしょうから、結論を言います。
最も高得点を上げて採用されたのは、ゴム板、3㎜厚です。
中高音の透過が最も少なく、低音増強効果も優秀でした。
ちなみに、ゴム板は100円ショップでは手に入らず、仕方なくホームセンターで購入しました。
高価なものでは全くないので、良しとします。
こうして形になった魁スピーカー1a型ですが、実は大きな問題を抱えていました。
「スピーカースタンドをどうする?」問題です。
何せ形状が丼です。
これを横に立てようというのです。
大変困難なことは、容易に想像できると思います。
後方に低音を放射するので、後ろも塞げません。
頭をひねりましたが、適当な方法が思い浮かばない。
仕方がないので、とりあえずは円形に切り取ったゴム板の残り、切れ端を下に挟んで立てました。
(再現したもの。ユニットは異なります。不恰好でしたね。)
少し考えればわかると思いますが、この方法は極めて安定性に欠けます。
つまり、勝手に倒れるのです。
仕事から帰ってみると下に落ちていた、なんてことが何度かありました。
おかげでユニットの(おそらくアルミ製の)振動板に、へこみができました。
音への影響は感じませんが、精神衛生上よろしくない。
世のオーディオマニアの諸兄が見たら、目を三角にして怒るかもしれません。
それでは本題である、魁1a型の音の評価を言いましょう。
実は、「感動モノの音の良さ!」(当社比)なのです。
おかげで、それまでの私のメインスピーカーであった、フォステクス FW168HR+FT57D(普通の2Way、バスレフ:当時はお金があったのです!)を倉庫送りにしてしまいました。
雑誌の付録ユニット+1000円もしないBOXのスピーカーが、です。
次回 魁スピーカーの音。(手前味噌)
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