祈りの力。
阪神淡路大震災から29年目の朝を迎えました。その日のことを知らない若者もどんどん増え、震災の傷跡も見つけるのに苦労する位になりました。当時、私は淡路島寝起きし、勤めていた関係があるので、私も震災被害者の一人であるかもしれません。実際、勤めていた会社も変わり、住まいも変わらざるをえませんでした。まちの傷跡は消えていっても心に残る古傷は今なお、鮮明にやきついたままです。あの震災で生じた地学的な変動を見る時、いかに我々人間が無力であるのかを思い知らされた人は本当に多いと思います。そして最大限、できる努力をつくした後、我々にできることは祈ることしか残されていないのかもしれません。大事な所は、最大限の努力が尽くせたのか?と言う事であり、先人達は何かと何かを引き換えにして、自己を犠牲にして祈りの力にすがってきたのかもしれません。私も些細な祈りですが、それを叶えるため、今日から甘いもの、甘い飲み物、インスタント麺、菓子パン、コンビニのおにぎりを希望が叶うその日まで、たとうと思います。