家の前で

前日、岐阜で試合していた教え子の面々。

夜になって突然連絡が。
「明日の昼ころ行きます」

って、ちょっと待って。
昼って何時頃よ。
誰が来るのよ。
泊まって行くの。
ご飯は。

これだけの事を聞き出すのに、小１時間はかかる深沢。
まぁ、それでも鮎美が実家にいた頃には、今から行きますと言って10分後には来たからな。
そして着くや否やお腹すいた。

それと比べれば随分とマシになったか。

当日、これから行きますも無ければ、間もなく着きますも無く。
お昼ごろに家の前の路地に入って来た黒い車が１台。


何かの配達かな？と思っていたら・・・

勝手にホースと道具を倉庫から引っ張り出し、洗車を始める鮎美。
は？　

ご丁寧にワックスシャンプーまで持ち出し。

ホイール専用の洗剤も使い。
窓ガラスもピカピカに。

いや、駄目とは言わない。
別に良いんだけどね。


そこへ到着した深沢と武富。

挨拶もそこそこに、鮎美の行動を見て自分たちも洗車を始めます。


借りま~す。

って、借りますじゃねーよ。
何しに来たんじゃお前たちは。


俄然洗車にやる気を出す鮎美と深沢。

手持ち無沙汰の武。


凹んでるし。

この後、武一人だけが先に我が家に入り、涼しい部屋でカルピスを飲んでいました。


およそ15分後、鮎美達が我が家に入って来ると・・・

使用済みのタオルが我が家の車で干されています。


玄関の門にも・・・

あのね。