８月２３日

　　　８月２３日
　晴れ,、曇り。午前６時の屋外気温は３０℃であった。朝のＴＶニュースショウ番組で尖閣諸島の領有権で中国と日本とが戦争を行なう事態になりうることもありうる、という話があったが、軍国日本の時代に幼年期、少年期を過ごし、支那事変、大東亜戦争の時期の銃後の生活を知っている年代の高齢者である私は、実にいや～な気分になった。

　野田総理から韓国の李大統領に宛てた親書を韓国が受け取らないで日本に突きかえすということも話題になっていたが、韓国という国は本当に変な国だな～、と思う。

　午後、国会中継のＴＶ放送を視聴した。自民党の石破議員の質問は聞いていて素晴らしいと思った。夕方のＴＶニュースで韓国大使館の書記官が日本の外務省に野田総理の親書を返しにきたのを追い返したことを報じていた。夕方、Ｔｏ子さんに頼まれて買い物に出掛けた。八百屋に山形県産の林檎２０個の箱入りのものがあったので買ってきた。

　買って来た林檎は私が旧制中学校４年生であった６８年前に学徒動員で大日本帝国海軍の航空基地の建設作業を行なっていた場所の近くで採れたものであることが箱に貼ってあった生産地表示で分かったので懐かしく思って買ってきたのだった。

　今から６８年前の昭和１９年の８月も毎日カンカン照りの酷暑日の連続だった。炎天下での土木作業はまさに地獄のような有様であったが、本土決戦に備えて海軍航空基地の完成のために１４歳の我々学徒は毎日汗まみれになっていたのだった。今、にして思えば、よくもま～、熱中症で死ななかったものだ、とゾッ～としたのだった。　

　　炎天下　航空基地の　建設に　汗を流した　昔を思う　 　徘（徊）人 okinatchi