以前の投稿で、クモ膜下出血と脳梗塞の後遺症で左側膝下に麻痺が残ったと記したことがありましたが、入院中に長下肢装具という物を作成してもらい装着して歩行訓練をしていました。
ある程度、立位が安定してきたことでPT(理学療法士)の指示で膝から上の部分を外し、短下肢装具となりました(写真①)。入院中、歩行訓練以外は車イスでの移動だったので使用頻度としては低かったのですが、退院して日常生活を始めると不便さを感じました。
僕の短下肢装具は足首から先がサンダル状になっているので、履いたり脱いだりはしやすいのですが、雨の日は大変です。ただでさえ足下がおぼつかない状態で歩くのがやっとなのに、目の前に水たまりなんかあった時には避けきれません。
医師に相談し新たに装具を作成してもらいました(写真②)。樹脂製で装具を着用した上から靴を履くのですが、普通の靴は装具が邪魔で履けません。
そこで以前、福祉用具の営業した経験が活きました。福祉用具では装具を着用している人のために左右のサイズが違う靴が販売されているのです。僕が福祉用具の営業を担当するようになった平成15年頃は種類も限られていたのですが、今ではスニーカータイプの物や革製のスタイリッシュな物など豊富に揃っています。
さっそく自ら選定して2足購入しました。1足目は普段履きのスニーカータイプ。しばらくすると、仕事の時はスーツを着るので、スーツにスニーカーはちょっと違和感を感じて合皮でできた革靴タイプを購入しました。
元来、靴にはなかなかのこだわりがあり、家にはちょっとしたスニーカーのコレクションがありました。しかし装具を着用している今となっては履くことができません。
そんなスニーカーも家に置いておいても荷物になるだけ。今流行りのメルカリで売却しようかとも考えたのですが、いつか履ける日を夢見て残しておきました。
写真① 写真②
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます