大きな船の割りにかなり揺れたところを見ると、やっぱり地中海は少し荒れていたんだろうか。窓から見る紺碧の海には所々白波も立ってたし。そのためか予定より30分ほど遅れて到着したイビサ島。島の姿が見えはじめてから島の中心であるイビサ・タウンの港に入港するまで結構な時間を要したところをみると、ここもマヨルカ同様私が思い描いていたよりもずっと大きな島だったらしい？
海上から見るイビサ・タウンの姿は、頂点に教会を抱くまさに海上のピラミッド。スペイン版モン・サン・ミッシェルといったところだろうか。教会の麓にぎっしりと建つ白壁の街並みとのコントラクションはこの島独特のものだ。そんな街の旧市街を歩いているとすぐに、バレアレス諸島の中でもすぐお隣に位置するマヨルカとは全く違った雰囲気であることに気づく。どこかギリシャっぽく、またどこかアラブっぽい。古い時代にたくさんの民族が残していった足跡がそのまま消えることなく残っているような。
それでも近年のイビサは70年代のヒッピー族の聖地になっていたこともあって、シーズンともなると有名ＤＪの手による有名クラブ目指して世界中から若者が集まって来るらしい。夏場はまさに「地中海の不夜城」と化すようだけど、夜遊びに全く興味のない私には幸いなことだった。シーズン前のこの時期は街のどこを歩いていても静かなもの。まさに嵐の前の静けさか。夜遊び好きな方はぜひ6月以降に来るべし。クラブ・レポを期待してたみなさん、ごめんなさ～い！
みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。
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