奥様は海外添乗員〜メモリアル

マヨルカ・イビサ島旅行後記~パルマの街歩き・2

    

昨日に引き続きお送りするここマヨルカの中心となるパルマの街歩き。今日スタートするのは港を見下ろすカテドラル。

    

港沿いのリゾートチックな雰囲気とは一転、このカテドラルの裏手には古い時代からの街の中心である旧市街が広がってる。ここパルマがリゾート開発の波に飲み込まれることなく残す古い街並みにはどこか旅人をホッとさせてくれるものがある。

          

新市街とは大違いに入り組んだ路地。あっちかな、こっちかな?と迷いながら歩く。でもこれぞ古い街歩きの一番の楽しみ!

    

行ったり来たりを繰り返してようやくたどり着いたのは狭い路地を入り込んだ一角。綺麗に手入れされた中庭に面しているのは…

    

この島がかつてイスラムたちに支配されていた時代に造られたイスラム(アラブ)式公衆浴場跡。今から1000年以上前のものと推定されているんだとか。

          

地中海に浮かぶここマヨルカもかつてはフェニキア人にはじまりギリシャ人やローマ人、そしてアラブ人と様々な民族が通り過ぎていった島。ただそんな時代を思わせる遺跡はとても少ないから、この浴場跡は貴重なものだ。

          

旧市街の片隅で長年に渡って放置されていたらしいこの遺跡はこの島を訪れる人には興味があるとみえて、地図を片手にやって来る観光客は後を絶たない。

    

ちなみに遺跡に隣接する中庭には、当時イスラムたちによって伝えられ今ではこの島の特産にもなってるマヨルカガラスや陶器が飾られてる。そう、1000年以上も昔の砂漠の民イスラムたちは驚くほど高度な文化や技術を持っていたってことだ。

    

さて、昔々の時代に思いを馳せたら街歩きを再開しよう。ふと視線を感じて上を見ると…おや。どこかアラブっぽさを感じさせる窓辺のニャンコ。そういえばニャンコの起源はエジプトからメソポタミアにかけての中東地域とか。ひょっとしてキミはここマヨルカに残るアラブの末裔?

          

そんなくだらないことを考えながら歩いて行くと目にとまったのが店ごと美味しそうなお肉屋さん。

          

なるほど、これが?と私もはじめて目にしたこの島特産のソブラサーダという豚の腸詰め。特にここマヨルカでは黒豚の腸詰めが高級品とか。留守番隊が泣いて喜びそうな代物ながら持って帰ることもできないしね。今回は写真で我慢してもらおう(汗)。ちなみにこのソブラサーダを口にする機会がお隣イビサ島でめぐって来たので、そのレポはまた後日!

          

このあたりは古い時代の建物を上手く利用したカフェやショップも多い。新しくできた新市街よりもむしろオシャレに感じてしまうほど。

          

それにしても目指す先になかなかたどり着かない。ちなみにここ旧市街を歩くにあたっては地図はあまり用を成さない。必要なのは動物的なカン?う~む、どうやらこの階段の先がくさそうだ。

    

そんなこんなでたどり着いたのは旧市街のど真ん中に位置するマヨール広場。どんな街に行ってもたいてい存在するこの名は「一番大きな広場」ってことになるんだけど、ようは昔の下町の中心。だから名の持つイメージとは裏腹に、たいてい入り組んだわかりにくい場所にあるのよね。後からできた大きな通りには決して面してないし。ともあれ、広場を取り囲むようにカフェが並ぶこの場所が今日の街歩きのゴール。それじゃ、ここで一杯といきますかな♪



みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。

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