奥様は海外添乗員〜メモリアル

遅い夏休み後記~イスタンブールの街歩き・旧市街編

    

少しばかり間の空いた【遅い夏休み後記】でありますが、残すイスタンブール編を再開。どうぞお付き合い下され。何度訪れてもほとんどの場合観光バスの駐車場と観光ポイントとの間しか歩いたことのなかったこの街イスタンブール。いつだって車窓から指をくわえて眺めてた旧市街へ早速出発!ってことでスタート地点はスルタンアフメット地区。通称ブルーモスクで知られるスルタンアフメット・ジャーミーを中心とするこの地区はイスタンブールへ来たからには絶対に見て帰らなきゃ~ならないアヤソフィアやヒッポドローム、地下宮殿、さらに隣接するトプカプ宮殿などが集まる場所だ。

    

でも今回はそういったメジャーな場所は流すことにして、限られた時間いっぱい街歩きを堪能することに。ここ旧市街にも数年前から便利で近代的なトラムヴァイ(路面電車)が走り回ってるけど、ここはぜひ自分の足で歩かなきゃ~ね。ちなみにこのトラムヴァイとメトロ(地下鉄)を乗り継げば空港へのアクセスはとっても簡単。

          

旧市街という響きから想像される雑多なイメージとは裏腹にこの辺りは街並みもキレイ。長きに渡るこの国の歴史の中心ってこともあってか、端整な雰囲気さえあったりする。

          

そして時折ハッと目を引く美しい外装のモスクに出会ったり。

    

でもそんな雰囲気を味わえるのもわずかの区域。急に雑踏が響き渡るにぎやかな場所に出る。このピンク色の味のある建物はヨーロッパの玄関口となるスィルケジ駅。かつてロンドンを始発駅としたオリエント急行の終着駅であり、あのアガサ・クリスティーも降り立った場所だ。

    

そう、彼女はここイスタンブールで常宿としてたペラ・パラス(ホテル)であの【オリエント急行殺人事件】を書いたっていうのは有名な話。駅構内には当時の列車の資料を収めるオリエント・エクスプレス・カフェも。ここで紅茶でも飲みながらのんびり文庫本を読み返す…なんてのもオツだよねぇ。

          

ところで旧市街といえばやっぱりここへ行かないとね。それはもちろん、バサールでござ~る♪たいていの場合この街で一番大きなグランド・バザールはツアーの観光ポイントに組み込まれてるけど、今回私がやって来たのはエジプシャン・バザール。

    

ここの目玉はたくさんの色鮮やかな香辛料。昔はこんな店ばかりだったらしいけど、最近はここも観光化が進んだおかげでずいぶん少なくなってるらしい。

    

香辛料と並んで目につくのがドライフルーツを売る店。実にたくさんの乾燥した果物たちが並んでて眺めてるだけで楽しい。そうだった、ここトルコは野菜も果物もとっても豊富な国だからね。実はドライ・フルーツは苦手な私でさえ、美味しそうぉ~と思ってしまったほど。

    

でもやっぱり今回もドライフルーツはパスして歩き出した私の足を止めたのは蜂蜜を売る店。これこれ、トルコへ来ると買わずにいられないこの蜂の巣丸ごとの蜂蜜。これに目がないんですの、ワタクシ~♪トーストにぬってもヨーグルトにかけても美味しいのよ。

    

買い物タイムを楽しんだらいよいよ旧市街のはしっこ、ガラタ橋まで歩こう。金角湾に架かるこの橋の反対側はもう新市街(写真では新市街側から旧市街を眺めてマス)。

    

ちなみにこの橋の上(2階部分)は日がな釣りを楽しむ人たちでいっぱい。中には釣具を売る人もいたりして…しっかりしてるわ!

    

でもって橋の1階部分にはたくさんのシーフードレストランが並んでる。でもここを歩こうものなら1軒ごとに猛烈な呼び込みがかかるから、無闇やたらに歩かない方がいいかも(汗)。

    

さてさて、旧市街の街歩きの最後のお楽しみは橋のたもとのサバサンド屋。昔からのイスタンブール名物はサバの塩焼きをバゲットにはさんだもの。地元のガイドは必ず「不衛生だから食べない方がいい」と言う代物だけどね。

    

おっと、でも東南アジアはもとよりインドやアフリカで洗礼を受けてきた私は胃腸には自身があるので、気兼ねなく念願を達成させていただきますよ。テーブルに用意されてる塩とレモン汁をパッパと振りかけて食べたサバサンドの美味しかったこと。ごちそうさま~♪


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