こんにちは☆ありさんです 初のブログです!
先日参加した勉強会の報告をします。
日時:2010年5月30日(日) 15:00~16:30
場所:河合塾池袋パークビル
メンバー:おらもん、ドレミちゃん、ハンクスさん、ゆーみん、よしも、わんこ、ありさん
内容:
①社会福祉法人杜の会、杜の郷施設長 【師 康晴】
虐待を受けた子どもたちの生き直しの場としての児童養護施設
~そのあり方と子どもたちへの向き合い方~
杜の郷は2009年6月に開所され、小学生12名、幼児16名の計28名が入所しています。
―弱肉強食を赦さない共生の場としての小舎制養育―を養育方針とし、「手持ちの力を
使って此処の今を大切にする養育」を行っています。それにより杜の郷入所後に野菜嫌
いが少なくなるなど子どもたちに変化が現れています。施設周辺には豊かな自然が広が
り、子どもたちの安定、安心や体力、社会性を身につける環境が整っています。
また、横浜市こども青年局の取り組みとして「困難を抱える斉唱年に対する進路選択
支援事業」、地域の少年たちの居場所 の取り組みについても説明して下さいました。
②ガクボラ代表ねっきーのお話
自身が施設の出身者であるねっきーが、施設の子どもたちに対してボランティアに
何はできるのかを自らの経験を基に話して下さいました。
幼稚園の遠足に行った時のこと、他の子どもたちはお母さんやお父さんと参加して
いる中ねっきーは先生と手をつないでいました。お弁当の時間となり周りの子たちが
お母さんと楽しそうお弁当を食べている姿を見てねっきーは泣きだしてしまったそう
です。そして、その時に駆けつけてくれたのがいつも来ているボランティアの人でし
た。 とても嬉しかったそうです。
③児童養護施設入所児童の状況と進学支援の課題
目黒若葉寮 主任・自立支援指導員【早川 悟司】
◆社会的養護の全国状況
年々増加傾向にあり、児童総数は4万人。家庭で何らかの虐待を受けた児童が
約6割に上る。また、「単親」or「再婚」、「低学歴」、「低所得」が保護者
の特徴である。世代間連鎖により再現されている。
児童養護問題=貧困問題とのこと。
◆被措置児童の課題
・低学力と三重のハンディ
<①家庭での環境不備 ②一時保護 ③入所・委託に伴う転校>
・社会的適応能力の著しい不足
低い自尊感情のどにより児童が負い目を感じてしまうことがある。
・社会的自立の困難さ―若年・低学歴・支援者の不足
加えて労働市場の変容により、いっそう困難になっている。
・リービング・アフターケア(措置解除後の生活こそ見守りと援助が必要)
非修学児童の児童の養護・20歳までの措置延長という現行法に沿った最大限
の養護継続が必要である。また、青少年法の社会的自立を支える法整備が必要
である。
◆高校卒業後の上位行進学 現状と支援の意義
一般と施設の格差が大きいが、同時に施設間格差の顕著である。
「大学全入時代」における高卒以下就労の厳しく、高卒での正規雇用は就労環境が
悪く、フリーターのほうが収入が多い場合もある。養護問題の世代間連鎖の
解消・緩和が課題である。
◆支援向上の課題
児童への支援として、早期からの学習支援・苦手意識の克服、ストレングスの
意識化と育成や将来展望の存在が必要である。勉強を指導する前に自尊心を育て
ることが必要。
環境への支援としては、施設及び職員の意識・取り組みの向上、多様な支援者
の活動促進と有機的連携や奨学金制度をはじめとする社会資源の充実と適正把握
・活用が必要である。
☆感想☆
今まで児童養護施設の子どもたちに関する知識がなかったのでとても勉強になりま
した。一番心に残っているのは、ねっきーのお話の中で当時”ボランティアのお兄さ
んやお姉さんが来てくれるだけで嬉しかった”という言葉でした。これからもっとも
っと子どもたちと触れ合う機会を増やしたいと思いました。
そして… まとめ方が統一していなくてごめんなさい
読みにくかったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました
先日参加した勉強会の報告をします。
日時:2010年5月30日(日) 15:00~16:30
場所:河合塾池袋パークビル
メンバー:おらもん、ドレミちゃん、ハンクスさん、ゆーみん、よしも、わんこ、ありさん
内容:
①社会福祉法人杜の会、杜の郷施設長 【師 康晴】
虐待を受けた子どもたちの生き直しの場としての児童養護施設
~そのあり方と子どもたちへの向き合い方~
杜の郷は2009年6月に開所され、小学生12名、幼児16名の計28名が入所しています。
―弱肉強食を赦さない共生の場としての小舎制養育―を養育方針とし、「手持ちの力を
使って此処の今を大切にする養育」を行っています。それにより杜の郷入所後に野菜嫌
いが少なくなるなど子どもたちに変化が現れています。施設周辺には豊かな自然が広が
り、子どもたちの安定、安心や体力、社会性を身につける環境が整っています。
また、横浜市こども青年局の取り組みとして「困難を抱える斉唱年に対する進路選択
支援事業」、地域の少年たちの居場所 の取り組みについても説明して下さいました。
②ガクボラ代表ねっきーのお話
自身が施設の出身者であるねっきーが、施設の子どもたちに対してボランティアに
何はできるのかを自らの経験を基に話して下さいました。
幼稚園の遠足に行った時のこと、他の子どもたちはお母さんやお父さんと参加して
いる中ねっきーは先生と手をつないでいました。お弁当の時間となり周りの子たちが
お母さんと楽しそうお弁当を食べている姿を見てねっきーは泣きだしてしまったそう
です。そして、その時に駆けつけてくれたのがいつも来ているボランティアの人でし
た。 とても嬉しかったそうです。
③児童養護施設入所児童の状況と進学支援の課題
目黒若葉寮 主任・自立支援指導員【早川 悟司】
◆社会的養護の全国状況
年々増加傾向にあり、児童総数は4万人。家庭で何らかの虐待を受けた児童が
約6割に上る。また、「単親」or「再婚」、「低学歴」、「低所得」が保護者
の特徴である。世代間連鎖により再現されている。
児童養護問題=貧困問題とのこと。
◆被措置児童の課題
・低学力と三重のハンディ
<①家庭での環境不備 ②一時保護 ③入所・委託に伴う転校>
・社会的適応能力の著しい不足
低い自尊感情のどにより児童が負い目を感じてしまうことがある。
・社会的自立の困難さ―若年・低学歴・支援者の不足
加えて労働市場の変容により、いっそう困難になっている。
・リービング・アフターケア(措置解除後の生活こそ見守りと援助が必要)
非修学児童の児童の養護・20歳までの措置延長という現行法に沿った最大限
の養護継続が必要である。また、青少年法の社会的自立を支える法整備が必要
である。
◆高校卒業後の上位行進学 現状と支援の意義
一般と施設の格差が大きいが、同時に施設間格差の顕著である。
「大学全入時代」における高卒以下就労の厳しく、高卒での正規雇用は就労環境が
悪く、フリーターのほうが収入が多い場合もある。養護問題の世代間連鎖の
解消・緩和が課題である。
◆支援向上の課題
児童への支援として、早期からの学習支援・苦手意識の克服、ストレングスの
意識化と育成や将来展望の存在が必要である。勉強を指導する前に自尊心を育て
ることが必要。
環境への支援としては、施設及び職員の意識・取り組みの向上、多様な支援者
の活動促進と有機的連携や奨学金制度をはじめとする社会資源の充実と適正把握
・活用が必要である。
☆感想☆
今まで児童養護施設の子どもたちに関する知識がなかったのでとても勉強になりま
した。一番心に残っているのは、ねっきーのお話の中で当時”ボランティアのお兄さ
んやお姉さんが来てくれるだけで嬉しかった”という言葉でした。これからもっとも
っと子どもたちと触れ合う機会を増やしたいと思いました。
そして… まとめ方が統一していなくてごめんなさい
読みにくかったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました
私も施設出身者であるねっきーさんの「自分を訪ねてきてくれる人がいるだけで嬉しい」というお話が印象的でした。
また「子どもが質問する時に求めているのは、答えそのものよりも一緒に考えてくれること」という話も心に残りました☆
他にも参考になるお話をいろいろ聞けたので、これらのことを心に留め、一回一回の活動もとい一人一人の子とのかかわりを大切にしていこうと思いました♪
参加できなかった人にもわかりやすいアップで嬉しいな
貴重なお話がたくさん聞けたみたいなので、参加出来たら良かったなと思いました…
リービング・アフターケアって言葉をあまり聞いたことがなかったので興味を持ちました☆
ねっきーは施設出身だということをオープンにしていて、さらに「今度は子どもたちのために」とボラとしての活動もしていて、素晴らしい方だなと思いました。
これからも子どもとたくさん関わっていきたいし、社会的養護についての知識も深めたいです
児童養護施設についてあまり知らなかったので、これから少しずつでも知っていきたいと思います。
講座に参加した皆さん、お疲れ様でした☆
講座に参加できなかったのが残念です;;
ほとんど知識がないので
今度は講座に参加できたらいいなって思いました(^^)
私もリビング・アフターケアって言葉
気になりました*
私もこれを新たな励みに、また頑張ります!
そして、早川様コメントありがとうございます!感激です。先日の勉強会では日頃学ぶことのできないたくさんの貴重なお話を伺うことができ、とてもよい経験になりました。ありがとうございます。この場をお借りして、お礼申し上げます。 これから、さらに社会的養護などに関する知識を深めていきたいと思っております。