未来を拾いに

aikoのことしか頭にないひとのブログ

最高のGift

2008-12-08 00:52:27 | 雑記

たった今、録画を見終わりました。 

ノーサイドの瞬間、やっぱり涙が出ました。 

こんなの国立のスタンドで見てたらどうなってたかなぁ。まさに一生の不覚。 
人生で味わうことのできる喜びとか感動とかの合計を100%としたら、間違いなく1%は損した! 

今日、大敗を覚悟で、それでも国立に行って応援した明治ファンには本当におめでとうと言いたいです。 

凄い試合ですよ。そして、明治ファンにとっては涙なくして見られようかっていう試合。 

こんなに感動した明早戦がこれまであったでしょうか。 
学生時代から10年以上、熱く見続けて来ました。少なくとも私の歴史にはないです。 

後半。信じられない強さ。明治に奇跡が舞い降りたような強さ! 
国立に大きく、大きく響き渡る「メ・イ・ジ!メ・イ・ジ!」の大コール! 
ディフェンスを引きずりながら、タテに、真っ直ぐ、前進を繰り返す明治フィフティーン! 
トライのたびに天に向かい咆哮する選手たち! 
「前へ」のひたむきな気持ちが、選手のひとりひとりからオーラのように立ち上る。 

後半残り5分を切る。10-24。2トライ2ゴール差。 
ここから、これも信じられない早稲田の最後の反撃が始まりました。 
必死に防御する明治。 
そうそう、これが、これこそが「伝統の一戦」なんだよ。相応しいよ。相応しすぎる。 

早稲田2位、明治6位は決定して、優勝も帝京で(おめでとうございます)、誰がどう見ても完全に消化試合です位置づけ的には。 

早稲田は大学選手権に向けての調整目線ということもあったかも。 
「負けるはずがない」という自信もあり過ぎるほどにあったかも。 
明治は今季ラストゲーム。4年にとっては学生時代最後のゲーム。 
この一戦にかける気持ちの差はあったかも。 

けどそんなん関係ねえ。 

死に物狂いのディフェンス、タックル。時間よ早く過ぎてくれええええー! 

みたいなね。 

第一報は、草野球の試合終了後、「何点差で負けたのか」を確認する気分で見たmixiの明治ラグビーコミュのトピ。目に飛び込んできたのは、そこには信じられない結果と、この感動を抑えきれないという 
様子の祝福と喜びと涙の書き込みの数々。それだけで目頭が熱くなりました。 

毎晩見てる2chの明治ラグビースレにも泣けたよ。おまいら最高。 


私はといえば、何もなければ例年通り、可能な限りにおいて最高の席のチケットを買って、紫紺のジャージと応援旗を持って応援するところ。が、さすがに今年は早々に断念。 
けど、その時点では正直それほどに未練を感じることはありませんでした。 
格下に早々に2敗して、早稲田の連勝をストップさせた帝京にも当然負けて、慶応戦であの内容でしょ。もうボロボロにやられて、その悔しさを来季へぶつけてくれ、という気分で。 

2003 ●明17-29早○ 
2004 ●明19-49早○ 
2005 ●明 3-40早○ 
2006 ●明21-43早○ 
2007 ●明 7-71早○ 

2004年は行ってない気もしますが、それ以外は全部国立のスタンド。 
毎年、「もしかしたら意地を見せてくれるかも!」という一縷の望みと期待をもって足を運んだ。が、もう今年に至っては・・・ 

ラグビーは野球とは違い、実力差がそのまま結果になりやすい競技です。 
ただでさえ圧倒的な力の差があるのに、気持ちが入っていない試合を見せられて。 

応援を諦めてスタンドにいかないと、こういうことがあるのは知りすぎるほど知ってるつもりですが、さすがに今回はないと思ってた。 

そんな自分を呪いたいorz 

試合内容のこまごましたところは書きませんが、今日のこの日の、この内容での早稲田に対する勝利が、どんなに劇的で、どんなに気持ちを熱くさせるか! 



もうロスタイム3分も過ぎた早稲田最後の攻撃。7点差。 
これがなんと見事なトライに結びつき、右端からのコンバージョンゴール。 

入れば同点。外れれば明治の勝利でノーサイド。 

スタンドも選手も祈る思いで見つめたことだろうな。 
ボールはポールに当たって跳ね返って・・・ 
そしてノーサイドの笛。 

24-22。 

この瞬間、明治9年ぶりの明早戦勝利が決まり、同時に選手たちはグラウンドに泣き崩れました。 
みんな号泣していました。藤田監督の目にも光るものが。中竹監督は呆然。 
国立に響き渡る校歌。選手の顔、ある者は最高の笑顔、ある者は涙で顔をぐしゃぐしゃにしてね。 

泣けるわー; 

北京オリンピックじゃないけど、間違いなく今年最高のGiftをもらえました。 
いちばん素敵な色って何だろう?それは紫紺ね。 

たぶんね、学生ラグビーだから熱いんです。 
競技としてはトップリーグやワールドカップの方がめちゃめちゃレベルが高いです。 
だと思うけど、私はやっぱりこっち。 

ここからが本当のスタートだ。 
3年生以下、この気持ちを忘れずに、来季は必ずや対抗戦優勝を奪還して欲しい。 
倒すべき相手は神戸製鋼しかいないと思っていたあの頃。 
かつて憎らしいほど強いと言われた、あの無敵の重戦車FWよ再び。 

今の時代だからこそよ。古いといわれようが通用しないといわれようが明治は「前へ」じゃなきゃ明治じゃないんだ。 
現に通用したじゃんね。それでいけ、いいからそれでいけ。 
何年かかろうが再建して。そして夢を見させてくれ。 
今日の試合の気持ちがあれば絶対できる。 

強く切に願います。 

明日から自分もまた前に進むよ; 
しんどいけど会社辞めて逃げるわけにはいかないもんね。 

ありがとう、ほんとうにありがとう(涙)