>10月10日(金)付けで、下記4選手に来季の戦力外通告をいたしました。
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>【投手】
>丸木 唯 (22歳)
>金城 宰之左 (22歳)
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>【内野手】
>大須賀 允 (28歳)
>甲斐 雅人 (26歳)
広島東洋カープ球団公式サイトより。
丸木と金城はたぶん球場でもテレビでも見たことがありません。印象も薄く思い出もない。
大須賀は、巨人を自由契約になって、入団テストでカープに合格しました。二遊間でレギュラーっていえる選手がいなくて、今ひとつ物足りない東出と、新人の梵と、松本高明と、山かな?その中に割って入れるかも!くらい期待した大型ショート。打ちそうだったんですけどねぇ。やっぱり小窪の存在が大きいのかな。
ちょっとググってみたら、高校時代は前橋工。3年夏は準々決勝で敦賀気比に延長10回サヨナラで勝利だって。
この試合はテレビで見てたので覚えています。
もうナイターで。1死2塁。捕ゴロ。2→3と矢のような送球で、2死3塁・・・かと思ったら、ピッチャーの本塁カバーが遅れてて、ガラ空きと見た2塁走者が本塁突入。一塁手は、捕球するときに地面を見る癖があって、気づくのが一瞬遅れてたようにも見えましたが、周りの声で気づいたんでしょう、慌てて本塁送球。ピッチャーがキャッチしてダイビングしてタッチに行くも生還。
サヨナラ!
このときの前橋工の1番ショートが大須賀で、敦賀気比の1番セカンドが東出、ピッチャーがヤクルトに1位で入った三上真司だったんですね。
当時は、三上は「いいピッチャーだなー」と思いながら見てましたが、東出が1位でカープにくるなんて想像もしてなく。無論大須賀も。特に注目もしてなく、「その他大勢」でした。不思議なもんだなぁ。
前橋工はその次の準決勝で、川口知哉の平安に敗退だって。川口って何球団から1位重複指名されたんでしたっけ?抽選でオリックスにいったんですよね。ビッグマウスでしたが、ファームでいじられすぎて大成することなく・・・
この年が1997年。社会人1年目で前の会社にいた頃です。当時は9:30-17:30な生活だったので(笑)、帰宅してテレビつけたらやってたんだ。今は高校野球もほとんど見られなくなってしまってるので、こういうドラマもたくさん見逃してるんだろうなぁと思うと、なんだかモッタイナイ。
甲斐は、1軍では見たことありませんが、ファームで何度か見ることができました。お盆の頃に広島にいくと、市民球場でウエスタンリーグを観られるんですよ。それを狙って。
カープファンの間では有名過ぎるほど有名ですが、甲斐といえば真っ先に思い出すのが、九州担当の村上スカウトの話です。古くは北別府。熊工の前田や、鳥栖の緒方を、ドラフト下位で指名した名スカウトの仕事と人間に迫る、みたいな内容のドキュメントがNHKで放送されて。
その年、村上スカウトのイチオシは、大分工の内川聖一。ずっと追っかけて、即戦力と考えてます!1位指名します!ってラブコールを送り続けていたのですが、内川は当時故障を抱えていて、まずはそこをしっかり治してからにしたい、そこを理解してくれる球団がいいってことで、カープの指名を断り、横浜に入りました。内川に断られてから、村上スカウトが惚れこんだのが高鍋の甲斐選手。そんな内容。
とても誠実そうで、プロになれる、カープに入れるっていうのが嬉しくてたまらない!って感じで、大野かな?の寮に引越しする様子が映し出されたのが思い出されます。内野手でしたが、将来は前田や緒方みたいに!っていう期待の大きさもありました。ファンも多い選手でしたね。
私が見た頃はサードやショートを守っていました。栗原のサード級にヘタだったなぁ。ファームでは結構打ってるイメージだったのですが、今見たら去年・今年は全然。怪我だったのでしょうか。
そんなわけで、内川を見ると、いつも甲斐を思い出していました。負けるな頑張れと。
今年、内川はダントツで首位打者ですね。
なんとも皮肉なシーズンになりました。プロ野球は、キビシイ世界だなぁと改めて思います。
ではではまた。