未来を拾いに

aikoのことしか頭にないひとのブログ

NHK DVDーBOX 「映像の世紀」全11集

2006-11-03 04:54:18 | 雑記

1995年3月から翌年2月にかけて放送されたNHKスペシャル「映像の世紀」シリーズ全11集のDVD-BOX。NHKスペシャル史上最高傑作と言っていいシリーズです。高額ですが、それだけの価値は十分にあるものと思います。 

20世紀は「動く映像」によって記録された最初の世紀でした。この番組は、それらの映像を元に、激動の20世紀を追います。数々の出来事を映す映像、山根基世氏のナレーション、加古隆氏の音楽、その時代を生きた人間の数々の証言によって、ただ「知る」ことができるのみに止まらず、非常に心を震わされる内容になっています。 

結論や主張、特定の人物や事件についての批判や賞賛、感傷いったものは一切ありません。事実を淡々と積み上げて見せるのみです。 

見た者全てに強烈な印象を残すものと確信します。 

100年後、「映像の21世紀」が作られるとしたら、現在は第1集の半ばということになるのでしょうか。これから先はこれから記録されていくのだと、そのあたりを頭と心の片隅に置きながら見たい作品でもあるでしょう。 


第1集 20世紀の幕開け 
~カメラは歴史の断片をとらえ始めた 

第2集 大量殺戮の完成 
~塹壕の兵士たちは凄まじい兵器の出現を見た 

第3集 それはマンハッタンから始まった 
~噴き出した大衆社会の欲望が時代を動かした 

第4集 ヒトラーの野望 
~人々は民族の復興を掲げたナチス・ドイツに未来を託した 

第5集 世界は地獄を見た 
~無差別爆撃、ホロコースト、そして原爆 

第6集 独立の旗の下に 
~祖国統一に向けて、アジアは苦難の道を歩んだ 

第7集 勝者の世界分割 
~東西の冷戦はヤルタ会談から始まった 

第8集 恐怖の中の平和 
~東西の首脳は最終兵器・核を背負って対峙した 

第9集 ベトナムの衝撃 
~アメリカ社会が揺らぎ始めた 

第10集 民族の悲劇果てしなく 
~絶え間ない戦火、さまよう民の慟哭があった 

第11集 JAPAN 
~世界が見た明治・大正・昭和 


各集のレビューはめっちゃ時間があれば書きたいですが... 
果たして書けるかなぁ