古田の方程式。オールスターの特集をみた。
そういえば子どもの頃はオールスターは夢みたいな試合だったなあと思った。
ちょうどその頃くらいから夏休みなんだよね。
楽しみだったなあ。
江川の8連続三振もみたし(テレビで)、甲子園の桑田清原もみたし(テレビで)、イチロー高津もみたし(テレビで)。
津田の訃報を知ったのはオールスターだった(テレビで)。
いつからそうではなくなったんだろう、とふと思った。
それは自分が大人になったから、だけではない気がする。
カープが弱くなったこともたぶん関連性はない。
やっぱりオールスターの価値が昔に比べたら下がってるんだと思う。
「ピッチャー・イチロー」に野村監督が代打に高津を送ったときの話は有名です。
古田曰く「メチャメチャ怒っていた」と。
まぁ、仰木さんと野村さんのオールスターというものの考え方とか価値観の違いでしょ。
ファンもそれぞれで。いわゆる賛否両論ってやつだ。
直球勝負の話もそうだね。
こういうことをやるとオールスターの価値が下がるのか、いやそういうのがオールスターならではの価値なのか、どっち?
場所は甲子園、最終回?東尾vs掛布のいい場面。
東尾が一塁に速い牽制したら一塁走者の高木豊(大洋)がタッチアウト。
大洋ファンのやくみつる。
当時の大洋ファンからしてみたら、こんな舞台にうちの選手が出させていただいてもいいのかなくらいなもんだったって。
で、「うちの高木がすみません」みたいなね。
そういう、普段は敵のチームなんだけど、12球団が集ってセ・パ対抗で試合するってのも本当はおもしろいシチュエーションなはずなんだけど。
あまりプロ野球界の事情に詳しくない人から見たら、私なんかはカープファンで、カープはセ・リーグだから、当然セ・リーグ応援気分で見るだろうと思うでしょ。
でもそんな気分にはなりにくいよねぇ。
読売や阪神と力を合わせてパに勝つんだ!!!
みたいな?
ナイナイ。
パ・リーグのファンはセ・リーグ倒せで盛り上がれていいね(´・ω・`)
オールスターのCMの新井編。
「純粋に野球を楽しめる場所」って文字に古田が反応してた。
この言葉は「しみる」と。
普段ものすごいプレッシャーの中で野球をやってる中で年に1度のオールスター、その気分はとてもわかると。
なるほど・・・言われてみれば選手の顔つき、公式戦とは違うよね。
「楽しんでる」感じ、伝わってくる。
そうだぞ、野球は本来楽しいはずなんだ。
番組みてて思い出したことがありました。
てか自分自身、そのことを最近忘れてかけてたってのが小さな衝撃だったりしたんだけど。
それは、これって出たくても出られない選手も大勢いる「選ばれし者」たちのゲームなんだった、っていうごく当たり前のことです。
交流戦もあるしWBCもあるし。
ファンはいろんなプレーを見すぎてて、「もっとおもしろいものを」って求めてて、そのレベルはどんどん上がる一方な中で、プロ野球はそれに応えられなくなってきてるからオールスターがおもしろくないような気がする、のかも?
昔は野球一辺倒だったけど、今は、「おもしろいスポーツ」は選べるしね。
オールスターの話だったけど、日本シリーズにも全く同じことが言えると思います。
そんなことを思い出させてもらったら、すげーオールスター見たくなった。
日本シリーズも。
今夜は見ようかな。ちょっと新鮮な気分で。
んじゃまたね。