ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

◆ひかるの呟き◆111/6

映画『TWO KIDS A DAY』のユダヤ人とパレスチナ人の製作者のインタビュー記事が載っている。イスラエル国民はイスラエル軍がガザでパレスチナ人を虐殺していることに無知無関心であり、それがネタニヤフを支えているといわれる。
パレスチナ人がイスラエルの爆撃から逃れるために、最後に身を寄せるのは国連が運営する学校だ。たとえ見捨てられていても。国際社会への一ミリの希望をかけて、国連運営の学校に避難する。そこをイスラエル軍は爆撃し、必ず、学校がハマスの司令部に使われているから攻撃したと発表する。イスラエルの人々はこれを信用する。
実際に殺されているのは非難している子供や大人たちだということを知ろうともせず、それもハマスの責任と自分を納得させるのだろうか。
私はイスラエルの人々を批判する前に、日本人自身が同じ歴史を歩んできたことを思い出す。沖縄や台湾。朝鮮半島や中国大陸で日本軍が犯した虐殺を、私たちの祖父母や両親が自ら手を下すか、見て見ぬふりや無関心を装ってきたことを知っている。この歴史への回答を私たちは曖昧にしてきた。
分断の裂け目の向こう側に同じ人間がいること。私自身がこの歴史の克服の作業に取り組みながら、そうして初めて、イスラエルの人々に停戦を呼びかけることができるのではないかと思う。

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