ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

イスラエルが新たな条件を出さなければ、合意は可能

◆◆12/24記事◆◆

 

◆12/24(火) ガザ停戦交渉、双方が一定の進展確認 人質解放などでなお溝(ロイター) 
 23日の軍の攻撃で24人のパレスチナ人が死亡した。
 停戦を巡る溝は狭まっているものの、依然として重要な相違点が残っている。突破口はまだ見つかっていない。ネタニヤフ首相は23日、人質に関するハマスとの交渉に進展があったが、結果が出るまでどれだけ時間がかかるかは分からない、複数の戦線で大きな成果を上げており、軍事的圧力によりハマスがこれまでの要求を軟化させたと述べた。チクリ在外居住民問題相はこの2点について交渉が続いているが、双方が過去数カ月よりもかなり合意に近づいているとの認識を示した。
 パレスチナ当局者は人質と引き換えに釈放するパレスチナ人のリストや、ガザでの軍の正確な配置については依然として合意に至っていない、戦争を完全に終わらせるという問題もまだ解決していないと語った。

◆12/24(火) 「ある程度進展」も慎重姿勢 ガザ停戦交渉でイスラエル首相(時事通信) 
 ハマスは21日、他のパレスチナ武装組織との共同声明で、「敵(イスラエル)が新たな条件を提示しなければ、合意の可能性はこれまでになく高い」との見解を示していた。双方は段階的な停戦を議論しているとされる。ネタニヤフ氏は「ハマスを排除する前の戦争終結には同意しない」と繰り返しており、停戦の途中でイスラエルが戦闘を再開することをハマスは警戒している。 

◆12/24(火) ガザ停戦交渉「ある程度進展」 仲介活発化も慎重姿勢 イスラエル首相(時事通信) 
 ネタニヤフ首相は23日、「注意深く言う必要があるが、ある程度の進展がある」と述べた。ハマスとイスラエルの相違点が縮小してきたと報じられる中、交渉の見通しに慎重姿勢を示したものとみられる。ガザに残る人質の家族らはネタニヤフ氏が交渉に真剣でないと懐疑的見方も示しているが、同氏は「われわれのやっていることすべてを公表することはできないが、(人質を)取り戻すため行動している」と理解を求めた。イスラエル当局者もハマスが態度を軟化させたとし、妥結への期待感を示していた。
 ハマスは21日、「敵(イスラエル)が新たな条件を提示しなければ、合意の可能性はかつてなく高い」との見解を表明した。交渉では人質解放の見返りに釈放されるパレスチナの囚人の詳細など複数の課題について依然合意がなされていない。
 23日夜、対外情報機関モサド高官らがカタール入りしているが交渉で大きな進展はないと指摘。「ハマスの回答待ちだが、前向きな反応はなさそうだ」と語った。

◆12/24(火) 早期のガザ停戦期待 シリア暫定政府には警戒感 駐日イスラエル大使(時事通信) 
 イスラエルのコーヘン駐日大使は24日、停戦と人質解放交渉は「過去数カ月よりも合意の可能性が高まっている」と述べ、早期妥結に期待を示した。東京都内で時事通信のインタビューに応じた。
 ネタニヤフ首相が23日、国会で「ある程度の進展」に言及したことについて、コーヘン氏は「首相は普段、交渉に絡む発言をしない」と指摘。異例の前向きな発言だったと示唆した。停戦後のガザ統治に関し、「イスラエルは、ガザを統治するつもりも再入植するつもりもない」と強調した。ただ、奇襲攻撃の再発を防ぐため、監視を続けることになると語った。世界保健機関(WHO)など国連機関を列挙し、支援の代替は可能だと主張した。
「シャーム解放機構」(HTS)が主導する暫定政府について、「(イスラム過激主義の)イデオロギーは一夜にして変わることはない」と警戒感をあらわにした。 

◆12/24(火) イスラエル国防相、ハニヤ氏殺害への関与認める ハマス最高幹部(朝日新聞デジタル) 
 カッツ国防相は23日、イエメンのフーシがイスラエルを攻撃していることに触れ、「フーシの戦略的インフラと指導者の首を切り落とす。我々がハニヤ、シンワル、ナスララにやったように」と述べた。イスラエルは敵対する組織の最高幹部を次々と暗殺している。

◆12/24(火) 旧反体制派、組織解散で合意 クルド系は不参加か シリア(時事通信) 
 「シャーム解放機構」(HTS)を主力とする旧反体制派勢力は24日、各派を解散して国防省傘下で統合することで合意した。北東部の広域を実効支配するクルド人民兵組織は合意に加わっていないもようだ。ジャウラニ氏は実権掌握後、武装勢力の解散や旧政権の治安部隊解体を進める方針を示していた。国防相には、HTS軍事部門司令官たムルハフ・アブカスラ氏が就いた。 

◆12/24(火) イスラエル人襲撃で5人有罪 サッカー試合後に集団暴行 オランダ(時事通信) 
 オランダの首都アムステルダムで11月、サッカー欧州リーグの試合後、複数のイスラエル人サポーターが襲われ負傷した事件で、アムステルダムの裁判所は24日、事件に関わった
19〜32歳の5人に有罪判決を下した。検察当局は襲撃について、イスラエル軍の攻撃で多くの死傷者が出ているパレスチナ自治区ガザ情勢に反発したもので、反ユダヤ主義的な動機はなかったと指摘していた。事件は11月8日未明に発生。7日に行われたアヤックス(オランダ)とマッカビ・テルアビブ(イスラエル)の試合後、イスラエル人サポーターが殴打されるなどし、5人が一時入院した。

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