◆7月8日 兵士や男性人質も解放交渉の対象に、ハマスが米提案を受け入れ イスラエルはガザ空爆強化(ロイター)
ハマスは、兵士や男性人質解放に向けた協議の開始の米国の提案を受け入れた。合意署名前の恒久的停戦を撤回し、停戦の第1段階の16日後から人質解放交渉を開始、第1段階の6週間にそれを目指すことで同意したという。イスラエルの合意が得られれば戦争終結枠組み合意へと発展する可能性がある。「数カ月ぶりに希望の光を感じている」
人質の家族らが集会を行い、ネタニヤフ首相に停戦に同意するよう求めた。「ネタニヤフ、あなたが土壇場で合意を妨げてきたのを私たちは何度も見てきた。そのたびに私たちの心は砕けた。再び私たちの心を砕くことは許されない」
◆7月8日 ハマス、「恒久停戦」要求を取り下げ 譲歩も争点残る 報道(時事通信)
ハマスが「恒久停戦」要求を取り下げた上で交渉する用意を表明。 理由は「協議が続く限り停戦も継続すると仲介国が約束したため」。イスラエル首相府は7日、「いかなる合意でも、戦争の目的を達成するまでイスラエルは戦闘を再開できる」と発表。
◆7月8日 「恒久停戦」の要求取り下げか ハマス幹部が譲歩姿勢 ガザ交渉(時事通信)
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が10日にドーハでムハンマド首相、イスラエルとエジプトの情報機関トップと会談する。イスラエルはガザ攻撃を継続、6日、中部ヌセイラトにある国連運営の学校を空爆し、16人が死亡、7日にも、北部ガザ市の別の学校が空爆されて4人が死亡。軍は同日、ガザ市の複数地域の住民に退避勧告を出した。
◆7月8日 イスラエル軍、ガザに激しい攻撃 住民「砲弾降り注ぐ」(ロイター)
軍は8日未明からガザを攻撃し、戦車隊が市の中心部へ進撃した。昨10・7以来最大級の攻撃だ。東部のダラジとトゥファ、西??部のテルアルハワ、サブラ、リマルで攻撃が続いている。軍がこれらの地区を未明から早朝まで爆撃し、戦車は3方向から進攻し、地上と空からの激しい砲撃による援護を受け、ガザの中心部に到達した。緊急救助チームは現場に到着できない。戦車の砲弾や航空機からのミサイルが火山の噴火のように道路や家に降り注いでいる。人々は四方八方に逃げまどい、どこに行けばいいのか誰も分からない」。
何千人ものパレスチナ人が家を出て安全な避難場所を探したが、多くは避難先を見つからず、道端で寝る人もいた。
◆ひかるの呟き◆
交渉の一方は譲歩、片方は最大級の攻撃。ガザのパレスチナ人はどこに逃げればいいのか。
彼らは裏切られつづけた停戦交渉に何の期待も、関心ももてない。