結局、「お腹の子に罪はない」の一言でアネキの結婚は認められて、お腹が目立たないうちにと2ヶ月で結婚式になった。
こんなことを言ったらアネキは怒るかもしれないけど、アネキが女だからお父さんは許したような気がする。まずアリエナイけど僕が誰かを妊娠させてってことになっていたら、縁を切られていたと思う。
僕が継ぐものなんて、小さな庭がついた家くらいのものだ。それでも父親のプライドが許さないだろう。
アキトシさんに和菓子屋の誇りを傷つけられたサトウさんの気持ちはすごくわかる。わかるけど、アキトシさんだってなでしこを見捨てたわけじゃないのに、訪ねてくるなと言われたら来たくても来られなさそうだ。サトウさんの息子だから。
第3章につづく
こんなことを言ったらアネキは怒るかもしれないけど、アネキが女だからお父さんは許したような気がする。まずアリエナイけど僕が誰かを妊娠させてってことになっていたら、縁を切られていたと思う。
僕が継ぐものなんて、小さな庭がついた家くらいのものだ。それでも父親のプライドが許さないだろう。
アキトシさんに和菓子屋の誇りを傷つけられたサトウさんの気持ちはすごくわかる。わかるけど、アキトシさんだってなでしこを見捨てたわけじゃないのに、訪ねてくるなと言われたら来たくても来られなさそうだ。サトウさんの息子だから。
第3章につづく