夕陽はとうに沈んで夕焼けが少し残っています。
なのに海を照らしているこの明かりは?
子供達が成人して、
其々に、就職し、結婚して、
それで子育ては成功かと思いきや、
子供から思いもかけない言葉が出て来ます。
それはどれも心当たりの有る事なので、
反論も言い訳も出来ない事ばかりです。
今更反省しても、
子育てのやり直しは出来ない訳で・・・
果たして、自分は真面目に真剣に子育てをしていたのか?
子供達をもっと幸せにしてあげる事が出来たのか?
誰も不幸にした覚えは無いのだけれど・・・
子供達も自分が不幸だとは言いませんが、
自分の子供を育てながら、
子育てに悩む時、自分の幼少期を思い出し、
母親の態度を思い出し、
幾多の疑問が湧いてくるようで・・・
自分でも思い出せない事ばかりなのに、
困ったものです。
今は一年中咲いていますが、
秋の花です。
子供の頃、庭に何種類もの菊が有りました。
母が好きだったのだと思います。
畑に、野菜はあまり無かったけど、
菊は丹精込めて世話をしていました。
大人になって知った事ですが、
百姓の家で育ったと思っていた母が
実はあまり百姓仕事が出来なかったようで、
留守がちな父の代わりに一人で百姓仕事をする事になり、
苦労をしたらしい・・・と!
菊の世話をするのは気晴らしだっったのでしょう。
日がな一日のんびりと陽は暮れていきます。
明日は、お天気が良ければ柚子を採りに行く予定です。
今年もお友達に送る算段をしていますが、
一足早く、喪中葉書が届いて言葉を失いました。
昨年、柚子を送って、返礼の品を送っていただいたので、
お礼のお電話をしました。
ご自身の事や、家族の不幸等を少しの時間お話ししました。
年齢的に、そんな年頃で仕方の無い事だとお話ししたのですが、
それが昨年の今頃の事でした。
喪中葉書を見ると、亡くなったのは今年の二月でした。
体調はあまり良くなかったのかも知れませんが、
人の命のはかなさを思い知らされました。
そして、一つ気づかされた事は、
自分が死んだ時の為に、
喪中葉書を出してもらう為の名簿です。
年賀状が届いたら、
寒中見舞いに、亡くなった事を書いて出してもらおうと思っていたのですが、
やはり、喪中葉書を出すのが礼儀だと実感させられました。
親しかった友人の訃報は残念です。