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もんく [とある南端港街の住人になった人]

世の中の全てはセブンイレブンの卵サンドだ

キャサリンさんの話が時々面白い。面白いというのは、ワハワハと笑うタイプの面白さではなくて興味深いの方。ああ、世の中の人はこんな感じでsnsその他からの情報を受け取っているのだなあとわかる。

加工肉が身体に良くないというのが少し前から言われている。これ、どういうことかわかりますか?キャサリンさんが言ったのは「ハムなどには食品添加物が多く入っているから身体に悪い」というもの。

何かの記事を読んでいるとこういうのはけっこうあるようだ。でも、これは大きな間違い。加工肉を食べる食生活が健康的ではなかったらしいというのは欧州での報告で、統計的に加工肉を食べていない地方の人は長生きしているというだけ。ハムなどに食品添加物どころか、欧州のハムには塩しか入ってないのがほとんど。つまり食品添加物なんて誰も言ってない。肉と塩とカビだけで作っている加工肉自体が日本には無くていろいろ混ぜているってのを問題にしたいなら別件扱いにすべき。それだって別に健康に悪いというデータなどどこにも無いのだけれど。そもそも食品添加物という言葉自体、主語としては大きすぎる。それダメと言ったら豆腐という食品は全否定を喰らうことになる。


まあそんなわけで、時々そんなことを話してくれるのが面白い。

こうなってしまう理由もわからないではない。各種の記事とかYoutube動画など、どれもが言うからには強い調子で捲し立てる。そこにちょっとだけ根拠らしき何かを見せたり専門家らしき人の名前を出して説得力があるふうに装うからだ。

建築を学んだ大学でレポートを提出するとき、多くの人は「答え」を書物から探そうとしていた。有名建築家の言葉のようなのがその主なものなのだが、彼ら、答えを見つけてしまうとそれに固執する。でも、建築家の言葉というのはほぼ必ずと言って良いほど別の建築家によって否定の洗礼を受けることになっている。どっちが間違いでどっちが正解というのではなくて、結論の無い議論をしているだけなのだ。

つまり、1つだけの正解など誰も求めてはいない。

それを1冊の本を読んで正解と解釈してしまうのに問題があるというわけ。食品添加物も加工肉も同じで、知りたいと思えば各方面からの記事はたくさんある。食品添加物が悪いというのは単なるイメージ作りに過ぎないのは、それを毎日摂取している日本人の寿命が世界で最高レベルというのを思い出せばわかるはず。

そうそう、うちにはきなこという猫がいるのを隠しておらず、それで楽天その他からポイントを貰ったりもしているせいでペットフードの広告をよく見せられる。それがまた面白いというか、酷い。


悪影響が出る「かも・・・」だそうだ。

出てるのか? いえ・・・ゴニョゴニョ

世の多くの猫たちは一般的な猫フードを食べている。近年はそれ以前に比べて所謂猫まんまを食っている猫はずっと少ないだろう。そしてそれを食べている猫たちの寿命はどんどん伸びていて20年を超えて近い将来は30年に達するのではないかとさえ言われている。

で、普通に売られているカリカリはダメなの? えぇっ? ダメなの? おたくのフード食べると他に先駆けて30年寿命余裕なの? どうなのだい?


というわけで、日本人とか会社だからって全て信用できるとは思えない。セブンイレブンの卵サンド的に信用ならないものだと思っている。
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