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もんく [とある南端港街の住人になった人]

映画「ブラザー」の舞台はスラム街じゃない!

最初に言っておく・・・
Puduはスラム街じゃない。
Puduははここ10年かそこらでできた新しい高層ビルに囲まれた街じゃなくてそれより前からある街だから汚く見える部分もあるが、決してスラムではない。普通の商業施設の多い街だ。

そして強調しておかなければならないのは、マレーシアの秋葉原的な街であって電子工作する時にパーツ調達に行っていたところだ。自動車パーツも売られているしいろいろマニアックな物が手に入る。公設市場もあるし食堂街もある。危険な場所でもない。

そういうこと。

自分はこの映画を観ていないのでなぜPuduがスラムと言われるのかわからないが、そのあたりを変に誤解して観てしまった時に映画のイメージが変わってしまわないかが心配だ。映画をPuduで撮影したとしても別の架空の街の名前にするなら構わないが、実在のPuduを使っているのでやはりスラムだと予備知識を持ってしまうのは危険な気がする。


ずっと昔、もう15年前になるが、若い女性の旅行者2人がKLに来て言った。空港からエクスプレス列車に乗ってKLに着いたのだが、窓から「スラム街が見えた」ってね。

悪いが、そんなところ、どこを探したってスラムなんて無いのだ。空港からKLに入る間は森を切り拓いたところを通り、その間に普通の住宅地が所々にあるのみ。日本の住宅とは全く作りが違うから違って見えるだけのこと。割合と裕福な人たちが住む家でも隣との距離が無いから混み入って見えることもあるだけ。

そもそも現代のマレーシアにはスラムが無いのだよ。マレーシアは確かに未だ開発途上国には分類されているが、貧困に喘ぐ国ではないのだ。

別にマレーシアの肩を持つつもりは無いが、そんな程度のことがわからずに映画の宣伝なんて書いちゃいけないな。
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