もんく [とある南端港街の住人になった人]

良い香りの公害

毎日使う駅。そこにチェーン店のパン屋がある。
帰宅を急ぐ会社員が多い夕方5時過ぎ、そのパン屋からはあまーい香りが漂ってくる。
メロンパンのビスケット生地を焼いているのだろうか。

あまーい香りが「漂ってくる」のでは無い、「撒き散らしている」のだ。
最初の一嗅ぎは「美味しそう」。二嗅ぎは「うっぷ」。三嗅ぎめは「おえー」。
最初の一嗅ぎでだまされる。一嗅ぎ目で美味しそうな空気をたくさん吸い込んでしまうから吐き出し量も多くなって、二嗅ぎ目も大きく吸わなければならないと言う悪循環が生まれる。これが毎回だ。我ながら学習能力の乏しさにはあきれ果てる。

こうなるともうダメ。頭をくらくらさせながら素早く臭いのエリアから立ち去る以外に方法はない。



そう言えば以前にも同じ事が横浜駅であった。
なんとかおばさんのクッキー屋と言うのがあって、あそこはこのパン屋の数倍ひどかった。毎回、窒息するかと思いながら通り過ぎていたものだ。あれでクッキーが売れているらしいのが不思議だ。

この会社のHPのあの店の紹介欄には 「焼き立てクッキーの香り漂う待ち合わせにもよく利用されるお店です」 って書いてある。
信じられん。あそこで待ち合わせできる人間がいるなんて。酸素薄いじゃん。


鰻屋が客寄せのために焼いている臭いを漂わせていても、あのパン屋やクッキー屋ほどじゃないから良い臭いと感じる。バカボンのパパがあの臭いだけでご飯が食べられるのも肯ける。これがもし鰻の蒲焼工場だったらバカボンのパパでも窒息するだろうなあ。


良い香りの公害と言えば、他にもマンションのエレベータのチューインガムのような匂いのする芳香剤とか、店頭にカラフルな石鹸を並べているあの石鹸屋、香水や化粧品の匂いをプンプンさせながら電車に乗って来る女なんかもそうだ。


近づかないでおこうって思うだけなんだけど。

コメント一覧

ちはや
粉まみれ
http://blog.goo.ne.jp/jf5kqg/
ひょっとして、男除けかもしれませんね。
orang-u
たぶん
隠しているでしょう。



何で女性は顔に粉を撒いているんでしょうね。見た目は良くなっても近づいて粉っぽいのは嫌なものです。
ちはや
↑追伸
http://blog.goo.ne.jp/jf5kqg/
きっと、何か隠しているな・・・。
ちはや
におい=香り
http://blog.goo.ne.jp/jf5kqg/
金木犀のにおいがする便所の芳香剤=女の化粧の香り 
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