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もんく [とある南端港街の住人になった人]

ベトナムのフランスパン「バイン・ミー・ティット」

ベトナムの有名なサンドイッチ「バイン・ミー・ティット」、聞くと食うとじゃ大違い。これはけっこうハマる。

知っての通り、ベトナムは昔フランスの領土だった。だから今も普通にフランスパンを食べる。フレンチローストのコーヒーを飲む。

フランスパンのサンドイッチは路上の屋台で約35円。それに使う20cmのフランスパンは市場で1本8円以下で買える。

フレンチローストのコーヒーは路上おばちゃんカフェで1杯15円程度から。こちらは「路上」と書いた通り、屋台ですらない。まさに路上にお風呂で使うようなプラスチックの椅子があるだけ。なのにフレンチローストなのだ。


ところで「バイン・ミー・ティット」に話を戻そう。
全ての基盤となるパンは20cmのバゲットは日本のそれと同じで表面はパリパリで香ばしいが、密度は低くちょっと軽い歯ごたえ。だから20cmあっても一人でペロリとたいらげられる。それに塩分が少なめであるため、サンドイッチになった時に「おれはフランスパンだぞ」と言う主張をしない軽めの味になっている。

サンドの中身は3種類程度のハム、これは日本では高いであろう生ハムなどの高級っぽいハム、ピクルス代わりのにんじんと大根の漬物、生野菜、そしてこのサンドにとって最高に重要な要素であるレバーペーストが大量に塗りこめられている。そして最後にベトナムらしさをプラスするヌクマム(ニョクマム)と言う魚醤がチョッチョッと滴下される。時にはパクチーとともに。

これで約35円。
店(屋台)によって味はいろいろ。見たら試してみたくなる。

写真は「地球の歩き方」のページに包まれて渡されたバイン・ミー・ティットである。
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