もんく [とある南端港街の住人になった人]

50

50は100の半分。切りが良い数字だ。切りが良い数字には魔力がある。

この箱の中にりんごは何個入っていると思う?
そうだな、50個位じゃないかな。

とは言うが、48個かな?、などとは言わない。


50年には半世紀と言う特別な言葉が用意されているが32年や46年にはそれはない。

ほとんどの人の指は片手に5本あるからかどうかわからないが5とか10とか50など切りの良い数字は根拠無く使われる。

営業マン:今月ちょっと苦しいんで入れさせてもらえませんかね?
販売店の主人:そうだな、じゃ片手入れといてくれよ。
営業マン:ありがとうございます、助かります。




物によって"片手"の意味は違うだろうが、これで5台とか50個とか50ケースの注文が確定したことになる。こんな事をしていると後で返品処理などの手続きが大変になる。


それでも人生でないだけマシかもしれない。
人生はどんなに後悔しても返品は不能なのだ。


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