続・俺がハムになるまで語り明かそう

旅行でかかった費用や素直な感想など、旅の記録を書いていきます。色々無知なところもありますがゆるーく見てください

'19カンボジア旅 15 なぜカンボジア大虐殺が起こったか

2021-02-27 08:20:00 | 海外旅行
トゥールスレンの続きをご覧になる前にこちらを見ていただいた方が流れがわかりやすいかと思います。wikiから抜粋、この辺りはベトナムカンボジア戦争などもありややこしいですが詳しくはWikiをご覧ください

カンボジア内戦

1970年

・カンボジアは元々共産主義寄りの国でしたが1970年に親米派のロン・ノル将軍がクーデターを起こす

・当時のベトナム戦争においてアメリカが支援していた南ベトナム寄りの資本主義に近い政策を導入

・これにフランス留学帰りで共産主義を学んでいたポルポトが反旗をひるがえし対立、中国がバックアップにつく

・カンボジアはロン・ノル派とポルポト率いるクメールルージュ(赤いクメール)の内戦となる

"ポルポト"

1975 

・ベトナム戦争で南ベトナムのサイゴンが陥落しアメリカ軍が撤退アメリカの支援を受けていたロン・ノル政権もクメールルージュに敗れる

民主カンプチア誕生

1975417

・クメールルージュが首都プノンペンを占領後、ロン・ノル政権の閣僚を全員処刑(ロン・ノルはアメリカ合衆国へ亡命)


都市部の住民を農村での食糧生産に強制的に従事させるために「アメリカ軍の空爆があるので23日だけ首都から退去するように」と都市居住者を地方の集団農場へ強制移住させた

国名を「民主カンプチア」に改名


1976513日  ポルポトが民主カンプチアの首相に正式に就任

原始時代のように農業のみで生活をする原始共産主義を目指しあらゆる文明を撤廃

・通貨の廃止、私財は没収、教育や医療も否定

・宗教の禁止、少数民族の存在も認めない

・恋愛や結婚もクメールルージュの許可なくできない

・国民の服は黒い農民服で統一 

"農民服"

強制労働により運河やダム総延長15000キロもの巨大な水路が建設、機械がないため全て手作業で行われる

・生産された米は武器調達資金を得るためにほぼ輸出

・労働者の食べ物は1日2杯のおかゆのみ

・劣悪な環境の中で朝5時から午後10時まで働かされたため過労や栄養失調により死亡する者が相次ぐ

"おかゆの配給を受ける様子"

大虐殺の始まり

ポルポト「政策がうまく行かないのはきっとカンボジアやクメールルージュ内に裏切り者やスパイが潜んでいるためだ」

・知識のある人は不要医師や教師、技術者を優遇するという触れ込みで自己申告させ、別の場所へ連れ去った後に殺害

・眼鏡をかけている、文字が読める、時計が読める、など少しでも学ありそうな者は片っ端から殺害

・その挙句、海外にいるカンボジア人を国を立て直すのを手伝って欲しいと呼び寄せ殺害

・プノンペンは飢餓と疾病、農村への強制移住によってゴーストタウン化

・「資本主義の垢にまみれていないから」という理由で10代前半の無垢な子供を重用するようになり少年兵や子供の医者が存在


1978年4月  

・ベトナムとの関係が悪化し、ポルポトはベトナム領内の農村でベトナム人の大量虐殺(3157名)を行う


1978518

・裏切り者とされた東部地区幹部であるヘン・サムリンの弟と義兄が逮捕されS21へ送られる。

・ポルポトへの反乱が疑われたヘン・サムリンや兵士らが、ポルポト派から攻撃を受け内戦に陥った(五月決起)

・将兵が大量処刑されベトナム領内には十数万の人が難民として流れ込む


1978122

・ベトナムはカンボジアから亡命した元クメールルージュ幹部や兵士たちをカンプチア救国民族統一戦線として組織

・ヘン・サムリン元クメールルージュ軍司令官が戦線議長に就任


同年1225

・カンプチア救国民族統一戦線(KNUFNS)を先頭に立て民主カンプチア領内へ侵攻

ベトナム軍は「カンボジアをクメール・ルージュの魔手から解放しようとしているカンプチア救国民族統一戦線を後方から支援しているだけ」という立場を取り「ベトナム正規軍はカンボジアにいない」と言い張る

実際は累計15万を超えるベトナム正規軍が派遣されており、KNUFNSの構成員は2万人程度

・ベトナム戦争を戦い抜いた実戦経験豊富な兵士や、装備の点でも優れるベトナム軍は粛清で脆弱となっていたクメールルージュの抵抗を難なく排し、わずか半月でプノンペンを制圧→民主カンプチア政権が崩壊する


197917

・ベトナム軍はポルポトらクメールルージュをタイ国境近くのジャングルまで追いやる


1979年2月 越中戦争勃発

・ベトナム軍のカンボジア侵攻に対し懲罰するという名目で中国はベトナムに攻め込むがソ連の支援もあったベトナム軍に中国軍は勝てるはずもなくあっさり敗退


197918

・ヘン・サムリン政権の設立、カンプチア人民共和国誕生


1989

・憲法改正により「カンボジア国」に改称


1998415

・ジャングルに潜んでいたポルポトは心臓発作のため死去、しかし遺体の爪が変色していたので毒殺または服毒自殺の疑いも

・遺体は兵士によって古タイヤと一緒に焼かれた後そのままその場所に埋められる

埋葬直後には墓は立てられなかったが、のちに墓所が建てられた。


・墓碑などはなく粗末な覆屋の看板に「ポルポトはここで火葬された」とのみ記されており、溶けかかったタイヤとともに遺骨が土の上にむき出しの状態で置かれている


とまぁ、だいぶ端折りましたがとんでもなくめちゃくちゃなことが起こっていました。
これがたった46年前(2021年現在)だというのに驚きです。
わたくしが小さい頃に「数年前の出来事」としてニュースでやってた記憶が残っています。
次回、トゥールスレンの続きです。

カンボジア旅16へ続く




'19カンボジア旅14 S21トゥールスレン虐殺博物館

2021-02-09 10:25:00 | 海外旅行
今回の記事はエグい内容が含まれるため苦手な方はご遠慮ください。


12月13日 カンボジア旅3日目

8時くらいに1階フロントの上の食堂で朝食をいただく。


バイキング形式だけどあまり種類がない。





どうもカンボジアのホテルは朝食に期待できそうにない笑

さて今日はトゥールスレン博物館からキリングフィールドへそのまま向かうので、荷物をまとめて一旦チェックアウトすることにします。

フロントでチェックアウトを申し出て昨日お釣りをもらってないことを伝えると「今はお釣がない」と言われました、昨日もそう言ってたやんけ。

わたくしが単語のみで文句を言ってると小さな金庫を開けて「ほら、今は100ドル札しかないのよ」と見せてくる。

確かに大きい金額しか入ってないけどさ、もー約束が違うじゃん。

まぁでもたった2000リエル(51円)のお釣りのために時間潰すのもアホらしいので「んじゃいいよ、荷物だけ預かって」と紳士的対応。

気を取り直してグラブタクシーでトゥールスレン虐殺博物館へ向かいます。



コンフォートホテルからは約10分、グラブタクシーで5200リエル(134円)
5500リエルを渡しお釣りなし=142円=1.37ドル

9:20 トゥールスレン虐殺博物館に到着、別名S21

クメールルージュ(ポルポト)政権下で秘密裏に稼働していた施設のため、正式名称はなくこのような暗号名で呼ばれていました。

現在は地名をとってトゥールスレンと呼ばれています。

2年9か月の間に14,000~20,000人が収容されたと言われ、そのうち生還できたのは8人のみだったと言われています。

なぜ秘密にしなければならなかったのかというのは、世界からの批判を免れない理由がここにあるからです。

ここが博物館の入り口。


トゥールスレンの入場料は5ドル(540円)

オーディオガイド付きはプラス3ドル(324円)


せっかくオーディオガイドがあるので日本語音声ガイドを借りることにしました。

というか基本音声ガイドがついてて無しにすると5ドルですね。

赤い字のwithout〜は◯◯抜きでという意味です。



リーフレットも日本語のやつがあります、というかいろんな国のがありました。

こちらで機械を借ります。


オーディオガイドはご覧の11ヶ国語に対応。
クメール語
英語
フランス語
中国語
ドイツ語
日本語
韓国語
ベトナム語
スペイン語
オランダ語
イタリア語

ネザーランド?って思った人もいると思いますが、ネザーランドというのはオランダの事です。

海外ではオランダとは言わずにネザーランドと言うようです、ちなみにオランダ人のことはDutch(ダッチ)と言います。

リーフレットにはオーディオガイドの番号と場所が記載されているのでそれに沿って移動します。
ちなみにここはとても厳かな場所なので注意書きに「笑わない」「大声で話さない」という事が書いてありました。

最初に目に入るのはこの白いお墓、9個ありますがこれは侵攻してきたベトナム軍がここで最初に発見した犠牲者達のお墓だそうです。
つまり9人の遺体を見つけたんですね。
オーディオガイドの内容はめちゃくちゃ長いので、所々かいつまんでコメントしていきます。

このトゥールスレンは元々高校だった建物を収容施設に改造した物なのです。
そう、この博物館は殺戮現場そのものを保存してあるのです。


A棟の1階から見ていきましょう。
元教室のこの部屋、ポツンと一つだけ鉄製のベッドが置いてあるだけなんですが、かえって不気味です。

ここは収容者が尋問(拷問)を受けた部屋、写真のベッドにくくりつけられて尋問されました。

横の壁には犠牲者の発見時の写真が飾ってありました。
発見された時には腐敗が進んでいたそうです。
白い紙が挟んでありましたがこれは犠牲者の顔を隠すためなんじゃないかと思います。


隣の部屋にもまた鉄のベッドが。


ここにも犠牲者の写真がありました。


その隣の部屋にも。


オーディオガイドによるとS21(トゥールスレンでなくあえてこちらで書きます)で働いている者は全て最高20歳までの少年少女たち。
次の記事で歴史的な流れを書こうと思いますが、このままだとちょっとわかりづらいかと思うのでとりあえずここで簡単に説明します。

事の発端と子供看守
クメールルージュを立ち上げたポルポトが原始時代のように農業などで皆んな同じ仕事をして生きていく平等な世界を作ろうとしたのです。
頭のいい人(知識人)はお金を儲けて格差ができるということでわざわざ国内外から呼び寄せて全滅させようとしました。

しかし大人を殺してしまうと働き手がない、そこで地方に住む子供はまだ知識もなく純粋なのでこの子供達にクメールルージュの一員として働かせることにしたのです。
※諸説あり

簡単に言うとこんな感です。


そして看守は所長が殺せと言うまで囚人を殺してはいけない、拷問に失敗し殺してしまったら看守すらここに収容される。


それがS21(Security Office 21)です。


カンボジア旅 15へ続く










'19カンボジア旅13 平壌冷麺館

2021-01-02 10:08:00 | 海外旅行
ホテルに着くとちょうどチェックインの時間を過ぎていたのでそのままチェックイン。

バウチャーを見せお金を払います。
ここはオンライン決済ではなく現地払いのホテルだったので現地で支払いとなります。

今回泊まるお部屋はこちらのシングルルーム
34.62ドル(3738円)

こじんまりしていますが必要十分でしょう、小綺麗だし。


さてフロントに宿泊代35ドルを出しましたが、あいにく今お釣りがないというのでお釣りは帰りに渡すとか言われました。
なんでやねん(´・ω・`)

最初何言ってるのか分からなくて「のー、ちぇんじ ぷりーず」(お釣りをくれ)
と何度も言ってましたがなんとなくジェスチャーや単語から「あぁ…お釣りないんだ」と察しました。

ちなみにカンボジアでここまでの使用金額は234.25ドル(25,299円)です。


部屋は902と告げられ鍵をもらいます。


エレベーターに乗り9階へ、眺めが良さそうですね。

しかしドアを開けるとそこには予約していた部屋とは違う光景が広がっていました。

おや?これはもしやアップグレード?
フロントでは何も言われませんでしたが明らかに部屋が広い。

キッチンのようなのもついています。

ランドリーまでありました、これは使えるかも。

ベッドはガラス戸越しの別の空間にありました。


アメニティもいい感じ。


あ、洗濯洗剤は別売りなのね。


調べた写真からするとおそらくこいつはスーペリアスイート、なかなかいいアップグレードです。

が、ここでわたくし違和感を覚えました。
なんだと思いますか?

勘のいい人ならわかるかと思いますが、最初から何故か部屋のカーテンが閉まっているのです。

窓のカーテンは普通部屋に入った時に開いているものです。
見た目に暗いし開放感がないですしね。

それに付け加えるとさっきからなんか音が聞こえるんですよ、話し声みたいなやつとか。

なんだろう?と思い窓際に近づきカーテンをチラッと開けてみました。
(しゃべります)
こんな状態ですが今日はそんなに出かけるところもないので夕方まで部屋でゆっくりします。


余談なんですが、カンボジアのホテルは床があまりキレイではないんですね。
靴で部屋をウロウロしない日本のような国の方が珍しいのかもしれませんが、どうもクセで脱いでしまいます。
こんなに汚れてるんです笑

タイとかベトナムのホテルは気にならないレベルだったのにビックリしました、多分床をほとんど掃除しないんでしょうね。
ホテルのグレードによるのかもしれませんけど。

ベッドで充電しながらゴロゴロしていたら2時間くらい経ったんですが気がついたら音がしなくなっていました。

恐る恐る窓のカーテンを開けてみると見事に工事現場でした。

ていうか景色ゼロです、これはどの階もアウトなのでは?
景色良さそうだったからこのホテルにしたのに笑

まぁこういうこともありますよね、ホテルも安いんで仕方ないです。

さてそろそろお出かけするとします、とりあえず靴下の替えがないのでプノンペンにあるイオンに買いに行きましょう。
外に出るとうっすら夕暮れになってきました。

実際のルートとは少し違いますが約10分くらいでイオンに着きます、ただこの時は渋滞がひどかったので20分くらいかかりました。

パサップは懲りたのでグラブタクシーを使うことにしました。  

呼び出すこと3分くらいでホテルの前にそれらしき屋根付き3輪バイクのような乗り物が到着。
オートリクシャーと言うようです。

これは別の日に撮影したグラブタクシーですがこんな感じの乗り物です。


ぶた「ねーむ(name)?」

運転手「Buta?」

ぶた「いえす、あいむぶた」

近くの他の人が呼んだグラブタクシーかもしれないので一応名前を確認します。

わかりやすいグラブタクシー最高(❛ω❛)


プノンペンのイオンに到着
グラブタクシーでホテルからイオン 5200リエル(132円)

なんだこれ安すぎ笑


どうも年末セールをやっているようでこんなゴージャスな家具が30%オフでした


お目当ての靴下はこの辺りかな?
ぱっと見日本のイオンとなんら変わりません、それにしても広い。

靴下を買い終わって1階に降りてきました、食べ物は何があるか気になったのでちょっと寄り道。
カツカレーやカツ丼など売ってますね、KHRというのはリエルです。
カツ丼270円くらいですね、お惣菜コーナーと考えれば少し安い気がします。
きつねうどんや焼きそばもありますね

サーモンのお寿司(432円)
これは高いのか安いのか微妙にわからない。


さて本日最後のミッションは、北朝鮮レストランへの潜入です。

イオンプノンペンから約6分、2021年1月現在は閉業となってしまっていますが1年前はあったのです笑
イオン平壌冷麺館  3700リエル(94円)

ここら辺は街灯が少なくちょっと不気味ですね。

ここら辺だと思うんですけど、看板もないしやってないのかなーと思っていたら
黒いポロシャツを着たおじさん(おそらく北朝鮮人?)が門から出てきてなんか言ってきたので

ぶた「いずでぃす れすとらん?」

と聞くとおじさんが頷きながら手招きして門を開けてくれました。
少し怖いですけどここまできたら体験して帰ります(❛ω❛)

中に入ると明るくなっており、どうやらお店はやっているようでした。
ここから先は撮影禁止とどこかで見たので写真は撮れませんでしたが、こっそり動画(ほぼ音声のみ)は撮れました。
※後でリンク載せます

店内に案内されるとまだほとんど人がいませんでした。

スタッフはみんな黒髪のロングを後ろで束ねています、髪型は全員統一されていて服装はいわゆるチマチョゴリ(朝鮮の正装)でした。

あぁこっそり写真撮ればよかったけど、撮影したら拉致られそうな気がしたのでビビって撮れませんでした。
他の人のブログだと一緒に写真撮ってるんですね、撮ればよかった笑

ただし料理とかメニューの写真はダメだそうです。


メニューに悩んでいると、そのうち団体客が来てなぜか一緒のテーブルに案内されわたくしの周りは朝鮮人だらけに…。


オロオロしてるとスタッフに「Where are you from?」と聞かれ素直にジャパーンだというとなんかちょっと「なんだよお前日本人かよ、なんでそこに座ってんだよ」的な顔をされ席を移動されました、いやされてよかったんだけども。

団体客の一人だと思われていたようです笑


さて、北朝鮮の平壌名物といえば冷麺、ここの名前も平壌冷麺館といい冷麺が美味しいそうです。

もうそれしか頭にありませんでしたが、残念ながら人気なのですでに売り切れてしまったようです。

仕方がないのでチヂミみたいなのを頼みましたが、味付けが単調なわりにデカいのですぐ飽きてしまいました。
直径30cmくらいあったでしょうか。
ひたすらモグモグタイムです。


20時あたりを目安に来たのでちょうどショータイムが始まるところでした。
てっきり民族音楽っぽいのを想像してたんですけどいい意味で裏切られました。

イメージ通りの伝統的な音楽もあり、踊りもあり、しかしドラムやエレキギターなどバリバリ現代楽器も演奏し正直めちゃくちゃ上手かったのには驚きです。

衣装もちゃんと着替えて演奏が終わると裏に行ってチマチョゴリに着替えるという感じです。
演者はウェイトレスが兼ねているのですね。

これは見る価値ありました(❛ω❛)もちろんショーは無料。

平壌冷麺館  
チヂミみたいなやつ 10ドル(1080円)
ドリンク 5ドル(540円)

良心的な価格でした。

さぁお腹も膨れたのでホテルに帰るとします。

平壌冷麺館→ホテル 5400リエル(137円)


ホテルに戻りシャワーを浴びた後どうしても気になったので、プノンペン駅からホテルまでいくらかかるかグラブタクシーでシミュレーションしてみました。

オートリクシャーではなく乗用車の方ですら6100リエル(155円)

おいタクシーふざけんなよ


ついでにパサップのアプリを立ち上げてみたら昼間の利用データが残ってました。

6982リエル(177円)


あいつめちゃくちゃぼりやがって

タクシーの兄ちゃんかなり吹っ掛けやがったな、というかパサップも料金出るんじゃん
チップあげなきゃよかった笑

見知らぬ土地は慣れてないので舐められますね、勉強になりました。
アプリもちゃんと見るべきでした。

明日はカンボジアで有名な負の遺産に向かいます。


'19カンボジア旅14へ続く




'19カンボジア旅12 国内線で初プノンペン

2020-12-29 15:44:00 | 海外旅行
おはようございます、2019年12月12日カンボジア旅2日目でございます。
今朝は6:30起きです。

昨日遺跡巡りに使ったクロックスはコウモリのフンが付着してもう使う気になれなかったので、ホテルのゴミ箱に捨ててきました笑
もうだいぶ使ったのでお役御免です。

さて、ホテルの宿泊プランにモーニングが付いていたので優雅に朝食を取ります。


朝食はインスタントラーメンでした。
味薄くて食べた気がしなかった…。


8時にピットゥーさんがお迎えに来たのでホテルを出発。
今日もいい天気です。

シェムリアップ中心部から空港までは15分ほどで到着、タイのバンコクやベトナムのホーチミンに比べたら空港がめちゃくちゃ近いです。あっちはだいたい40分はかかります。


今回お世話になったトゥクトゥクドライバーのピットゥーさん、人のいいおじさんでした(❛ω❛)

ホテル空港まで送迎 7ドル(756円)

さて今日はカンボジアの国内便に乗るので国内線に向かいます。


国内線のカウンター、まだ時間が早かったのでわたくしの乗る便のカウンターは開いていません。


カンボジアっぽいオブジェ



今回のカンボジア旅ここまでスムーズに進んでいるようで、実は今日乗るプノンペン行きの飛行機は日本出発前に航空会社の都合で時間変更になっていたのです。


《日本での会話》
trip.com「もしもしブタ様のお電話でしょうか?」

ぶた「そうです」

trip.com「トリップドットコムと申しますが、ブタ様がご予約したシェムリアップ発プノンペン行きの便の時間が変更となりましたのでお知らせいたします」

ぶた「え?」

trip.com「12月12日 14:20シェムリアップ発15:10プノンペン着のKR802便ですが、10:35シェムリアップ発11:30プノンペン着の便となりますがよろしいでしょうか?」

ぶた「それお断りしたらどうなりますか?」

trip.com「大幅な時間変更ではないので振り替え便はなく、お客様がご無理なようでしたらキャンセル扱いとなります」

ぶた「あー…じゃあそれでいいです」


とまぁこんな感じで数時間の時間変更はそっちが合わせろということらしい。

どうせ14時までやることないしのんびりチェックアウトするくらいのつもりだったので別に飛行機の時間が早まっても問題はなかったんですけどね。

というわけで、旅行プランを練り直してピットゥーさんに空港まで送り届けてもらったわけです。

8:45  やっとカウンターが開きチェックインが始まりました。



チェックイン後カフェがあったのでアイスカプチーノとシャレこみます。

アイスカプチーノ4ドル(432円)

今回初の海外国内線なので少し緊張しています。



国際線乗り継ぎよりはマシですけど笑

飛行機までは歩いて移動です、バスでもなく徒歩です。

案外近い。

シートピッチはこれくらい、79cmくらいですかね。
よく使うFDA(富士ドリームエアライン)と同じくらいかも、一応足が組めるので苦ではないです。


機内は3×3席のナローボディー、モニターはありませんが約1時間のフライトなので気にしません。



カンボジア内を移動、下に見える茶色の水たまりはトンレサップ湖だと思われます

あっという間にプノンペン国際空港へ到着、沖止めからのランプバスで移動します。

11:00 プノンペン国際空港

カンボジアの首都なだけにシェムリアップとは違い大きな空港ですね。




建物を出ると流石にシェムリアップとの違いがわかります、広い。


右手にはSIMを売ってるお店


正面にはタクシーとかそっち系のお店、あ、もしやここにプノンペン中心部へ直通の電車の案内があるかも


時刻表がありましたね、空港からプノンペン市街地への直通の電車が近年通ってましてこれを使えばタクシーを使わずとも格安で移動できるのです。

窓口のお姉さんに場所を尋ねると右を指してあっちだと言う。

しかし右に行っても駐車場や飲食店があるばかりでそれらしき建物はない。

仕方ないのでさっきの案内所を左に進むとこんな看板が。道を挟んで正面???

シャトルトレインと書いてあるのがお姉さんのいた案内所、やや左に電車のマーク?があるけどやはりこれかなぁ?



パッと見それらしい建物がないけどもしかして空港の敷地を出て道路渡ってビルの中とか?
先程のGoogleマップでは敷地内なんですがね…


とりあえず時間はあるんだ、落ち着いてバーガーキングでも食べようじゃないか。

バーガーキングの安心感

ドルの横の桁の多い数字はカンボジアの通貨でリエルといいます、1ドル=4030リエルくらいです。
パッとわかりづらいのですが、ドルに4かけて+アルファでだいたいあってます。
10000リエルで260円くらいですね、わかりづれぇ(- -;)


モシャモシャと食べていると、左斜め前の人種不明の人が自撮りでこっち背景にして撮ろうとしていたので変顔してやったら笑ってました笑

言葉は通じずともコミュニケーションは取れるのです(❛ω❛)知らんけど

バーガーキングで食べるとWiFiが使えるパスワードをもらえます、とりあえずこれで情報収集だ。



ネットで調べるとあまりシャトルトレインの情報が出てきません。
とりあえず看板は見つけましたが。


こっちか!


あった!この建物に違いない。


がしかし、中に入ると待合い室みたいにはなっているが誰もいない。
外の清掃員に翻訳アプリで「ここは電車の駅ですか?」と尋ねても首を傾げるばかり。

再び中に入ってスタッフがいたので翻訳を見せても「No」と言われてじゃあこの建物なんなんだよ!そのレールは電車のじゃないのかよ!とモヤモヤしましたがもしや今はもう使われていないとか今日は休みとかそんな事情なのかい?

訳がわからないので案内所の方をウロウロしたりまたここに戻ってきたり3往復ほどすると待合い室に外国人観光客らしき人が座っています。
もしや電車待ち!?


というわけでわたくしもひたすら待ちましたとも。
2.5ドル(270円)でチケットを買い乗り込みます。
さっきの「No」はなんだったんだよ…まさかの昼休みだから対応しないってことか?

ちなみにチケットには出発11:15と書いてありますが時すでに13時、どうなってんだ笑

追記:このロイヤルレールウェイはチケットを買ってもいきなり運休になる場合があるそうです、時間通りに動きたい人はタクシーを使うことをお勧めします。


やっと来ましたロイヤルレールウェイ、しかしこの電車が来たのが13時3分です。
空港建物を出たのが11:25でその後バーガーキングで食事をして出たのが12:10、もしやその間に1本来てたのでしょうか?

ずいぶん時間をロスしましたが仕方ありません。

見た目は想像してたより綺麗でカッコいい


それにしてもこの段差すごいな、設計ミスかな?


車内も広くて快適です、東南アジア特有かわかりませんが当然の如く冷房が全開で寒い。絶対長袖着てた方がいい。



このシャトルトレインに乗ってプノンペン市内に向かうと線路沿いのローカルな部分を見ることができます。


一旦ここでスイッチバック(というのかな?)して方向転換するみたいです。
一緒に乗ってた外国人も興奮して方向転換するところを見ていました笑

絶対ここら辺は英語が通じないと思うので電車で見るくらいが丁度いい。

ゴミも結構散乱していました。

ペットボトルやビニールゴミが特に多かったです、自然にかえらないから余計に残るんでしょう。


40分ほど電車に揺られ時刻は13時43分、Cambodia Railway Stationに到着です。
チケットにはプノンペン駅と書いてあるのでそうとも言うらしい。
ここも段差すごい

駅は閑散としていましたがなんか偉い人の肖像画がありました。
カンボジアに関しては最近の偉い人とかよく知りません。
聞いたことある名前はフンセン首相くらいですかね。

降りてきた方にはカフェAmazonがあります。


うーん、ついにプノンペンまで来たー(❛ω❛)
あんまり高い建物はないですね、それでも都会な感じがします。

ここからはタクシーを使いますが事前に入れておいたカンボジア専用の「PASSAPP」(パサップ)という配車アプリを使ってみます。

今見ると評価激悪で笑えます笑

早速近くの車を呼び出し、グラブタクシーに似てますね。というかほぼ一緒。
来たのは20代の若者が乗ったレクサス、日本でいうところの初期型ハリアーでした。

グラブタクシーと違うところは確か値段が予め出ず交渉性となっているところですかね。

これ普通のタクシーと何が違うんだよと思いましたが、メリットは呼び出せるというのと登録制なので評価がある?くらいですか。

今日のホテルはここ、シティーコンフォートホテルです。

駅(Cambodiaと書いてあるところ)からはそんなに遠くありません。
むしろわたくしの脚力なら歩いていけそうですが、ひったくりの話を聞いているのでビビってタクシーを使います。



バウチャー(予約票みたいなやつ)を見せてホテルまでの値段を聞くと10ドル(1080円)と言われたけど、いやいや高くない?
わたくしこれでもそこそこ経験積んだので感覚的にこの距離で高いか安いかくらいはわかるようになりました。

でも国によって物価も違いますし、けどやっぱり高い気がするから値切って8ドル。
それでも高いなぁ…。

また違うタクシー呼ぶのもめんどくさいし仕方なく了承。

ところが車が進み始めしばらくするとホテルとは違う方向へ向かっているではないですか!
え?これどこ向かってんの?拉致られてんの?

いや、もしかしたら一方通行があって回り道しなきゃならんかもだし?と思っていましたが、かなりの距離を離れたのでもしや目的地間違えてないか?と運転手に聞き直しましたところあっさりUターン。

結局この運転手は道をよくわかっておらず、昼間は道が市場になり埋め尽くされて通行不可になる道を通ろうとしたり、ホテル方向へ曲がらないといけないところを突っ切ったり…

問題のハリアー
もう歩いて行ける距離で間違えられたのでいよいよ車を止めさせました。

ぶた「どぅーゆー あんだーすたん?」

運転手「…ウーン」



お前よくタクシーやろうと思ったな



道を間違えまくったので値下げ交渉します。

ぶた「あい ろすと たいむ、でぃすかうんとOK?」

運転手「あー…ok 7ダラー」

ブタ「のーのー、6だらー」

ひどい人ならもっと下げるでしょう、優しすぎるな自分。

運転手がうなだれながら了承したのでチップとしてリエル(1ドル以下のお釣りはカンボジアの通貨のリエルで返してもらう)をチップとして適当に渡しました、数えてなかったけど総額1ドルくらいかな?


PASSAPPはダメだな、次からはやっぱりグラブタクシーにしようそうしよう。


100mほど歩いてホテルに到着。
あー疲れたー(´・ω・`)
さて、チェックインして少し休みましょうか。




'19カンボジア旅13へ続く



'19カンボジア旅 11 夜のシェムリアップとロールアイス

2020-12-28 09:00:00 | 海外旅行
お昼ご飯の前にそろそろドルが心もとないので両替に行くことにします。

そういえば中部国際空港で両替してからしてないですね。

赤ピンのホテルから徒歩5分くらいにあるApsara Currency Exchangeにやってきました。



左の青い看板が両替所です。


交換レートは日本円34000→306ドル

1ドル108円くらいの時に111円換算なので手数料の差額3円くらいですかね。

高いのか安いのかわかりません笑




さて何を食べようかブラブラしながら考えます。
こんなところに1ドルでTシャツが売っていました、安い!
臨時で必要ならこれで十分じゃないでしょうか。

クメールファミリーレストランて書いてありますが、店名なのか総称のファミレスなのかどっちだろ。


ちょっとした路地裏で見つけた野良子猫。
近くにママ猫がいましたが威嚇されることもなかったのでナデナデしましたが、わたくしとしたことがうっかりしていました。
猫といえど狂犬病を持っている可能性があるので噛まれたらかなり危ない、この子は大人しく撫でさせてくれましたが迂闊に野良猫や犬を触ってはいけません。

さて、ちょうど近くにベトナム旅行時にお世話になったTNKJAPANさんのシェムリアップ支店があったので、プノンペンの情報収集をするため立ち寄りました。
相変わらず派手すぎで入り口わかりづらい。
明日行くカンボジアの首都プノンペンはあんまりいい噂を聞かないのでこちらで現地のリアルを聞こうかと思いました。

中にいた日本人女性のスタッフさんによりますと、プノンペンはひったくりが横行しておりここのスタッフの人もプノンペンでひったくりにあったようです。

トゥクトゥクに乗ってる時もひったくられるので十分注意してくださいと言われました。
プノンペンこわ(´;ω;`)


そろそろお腹ペコペコです、お、ちょうど近くにピザ屋が。

このピザ屋の周辺にはトゥクトゥクが待機しているのですが、トゥクトゥクドライバーに「はっぱ、はっぱー」と言われました。

葉っぱってアレ(◯麻)だよな?と思いつつ東南アジアではよく言われることなのでノーサンキューと断って店内へ。

トマトが食べたかったのでトマトが乗っかった美味しそうなピザを注文。
でもこれなんか変だと思いません?

違和感を覚えつつ食べてみると、案の定生焼け。
しかしめんどくさかったのとお腹空いてたのとでそのまま完食してしまいました。

今思えば焼き直させればよかったです笑
美味しくないしね(´・ω・`)

トマト乗ったピザ4ドル(432円)


その後は明日に向けてリフレッシュするためにマッサージにやってきました。
レモングラスガーデンスパというちょっと高級っぽいところです。
とは言ってもそんなに高くはないですが。

施術中の様子

クメールタイマッサージというのを受けまして、タイ式マッサージの派生だけどタイマッサージより気持ちいい。
なんといってもパロスペシャル(後ろに腕を引っ張られるやつ)がないので苦しくないのです(❛ω❛)
これはオススメ。

クメールタイマッサージ8ドル(864円)
チップ1ドル(108円)


ここはマッサージ通りというところらしいのですが、確かにマッサージ店が何店舗かありますね。

さっき行ったちゃんとしたマッサージではなくもっとカジュアルな、そう、わたくしがよくタイで行くような1時間500円くらいのようなお店です。
あとでここを散策してみましょう。

18時ころ一旦ホテルに戻り20時頃までスマホの充電、再び夜の街中をブラブラします。

充電も終わり再び夜のシェムリアップへ。
まずは夕ご飯、クメールキッチンというお店でクメール(カンボジア)料理が食べられるようなので向かいます。


それではこちらのクメールカレーをいただくことにします。


ちなみにこのアモックとラクロックというのもクメール料理で有名なやつみたいです。





来ましたクメールカレー!



タイガービアもディナーのお供に(❛ω❛)
薄口なのかとても飲みやすい、スーパードライとか好きな人には物足りないかもしれません。


このクメールカレー、まろやかで食べやすいけど日本のカレーと比べると刺激は足りないですね。

甘口をちょっと薄くした感じ、しかし巨大な野菜がゴロゴロ入っててお腹いっぱいになります。

カレーと言うより野菜メインな印象を受けました(❛ω❛)


クメールカレー 5.5ドル (594円)

タイガーアンコールビア 1ドル(108円)


さてお腹も膨れたし食後の散歩といきましょう。


マッサージ通りの奥まで行くとアンコールナイトマーケットというのがあるのですがそこまで進んでみたいと思います。



動画で現地を歩いてみましょう。

ブラっとしてたら絵画?を売っているお店を発見、これめちゃ映えるやんけ!


ということでちょっと加工してみました、これ今回の旅でのお気に入りの中の1枚です。



ちょっとした路地にドクターフィッシュのお店があるかと思ったらヘナタトゥー(1週間くらいで消えるペイントタトゥー)のお店でした。
小さい子供が1人でいますがそれだけ治安がいいってことでしょうね、今の日本では子供を一人で外に置いておくのはちょっと考えられませんが。

なんだろこのお祭り感、楽しい(❛ω❛)


タイでもありましたけどワニの頭の置物?剥製なんでしょうか。



よく見たらカエルが丸焼きになっていました、タンパクで美味しいらしいんですけど食べる気にはなれない笑笑



朝は寒いくせにこの時間はまだTシャツハーパンでもちょうどいいくらいの暑さです。
なので12月とはいえ夜でもロールアイスなんかも売っているのです。


メニュー見てたら欲しくなったので食後のデザートとして1つ買うことにしました。
2.5ドルは270円くらいですね。
全種類食べたいと思うのはわたくしだけではないはず。


ロールアイスはこんな感じに作ってくれます

トッピングはセルフなんですがこれめっちゃ美味かったです、でも太るから毎日は食べれないなぁ…笑


ロールアイスを食べてたら客引きの女の子が「2.5ダラー」って言ってきたんですけど、わたくしお金払ったつもりが払ってなくて焦りました笑



さて明日は朝から空港へ向かいます。



カンボジア旅12へ続く