2011年新しい年が明けました。
昨年もいろいろありまして・・・異常に暑い夏、宮崎の口蹄疫、ワールドカップ・・・etc.
今年は良い年でありますように。と、思いつつ、去年の暮れから毎度同じような行動パターンの私です。
そこでふと考えました。「ここのところ公私ともに忙しくて、歩いていないな。これはいかん。
三浦にも行っていないしなー。そうだ、三浦の七福神めぐりに行ってみよう。」
と、相変わらず思い付きだけで行動しようとする自分に呆れながらも、
すでにパソコンに向かって三浦七福神の公式サイトを開いていたのですが、「参拝の心得」のタブで、
「動機はどんな形であっても構いませんが、寺社へ訪れることは、「神仏にお参り」をしているという事だけは忘れないでください。観光気分
で訪れ、他の参拝者の迷惑にならないようご注意下さい。他にも各寺社ごとに決められた規則があります。折角のお寺参りで、自分の心を
汚すことの無いよう心がけてご参拝ください。」
のくだりを見て、あまりにも軽い自分を戒める意味もあって、「よしっ! 明日は5時起きだ。1日で回りきるぞっ。」
と、覚悟を決めたのでした。
さてそんな訳で、早朝5時に起きた私はしっかりと準備をして6時15分の電車に乗って三浦へと旅立ちました。
三浦海岸の駅で下車し、寒さに体を縮めながら三崎東岡行きのバスを待ちます。
「今何時ごろだろーか」
と、ケータイを取り出そうとしてバッグに手を入れた時、ケータイがないことに気が付きました。
「ヤバイ」
昨日充電器につけたまま忘れてきてしまいました。
私は腕時計を持たないので、いつもケータイを時計代わりにしています。
ケータイが無いと、行った先でバスの時間が確認できません。
三浦はよく歩くことがありますが、これから行こうとする場所は通り沿いに時間が見れるところなどありません。
バスは一時間に一本ぐらいしかない場所もあるので、時間がわからないと効率よく回ることが不可能です。
「弱ったなー。」
バスを待ちながらどうしようか思案しているうちに、
「そうか、カメラで時間が見れるんだ。」
急いでカメラを取り出し、駅の改札に戻って駅の時計の時間とカメラの時計の時間を比べたら、ほぼ合っていました。
「良かった。」
ほっとしていると、そのうちにバスがやってきました。
バスに乗り込み、「さあ、出発だ。」
最初の目的地は金田の円福寺です。
海岸沿いの金田バス停で下車し、停留所から少し戻ると赤いのぼりが見えてきます。
のぼりのあるところから入る道があり、角にはお地蔵さんがありました。
お地蔵さんに手を合わせ、路地を入っていきます。
すると、円福寺への案内板があり、ここを右に入っていきます。
少し歩くと、突き当たりに円福寺の門が見えました。
なかなか立派な門構えのお寺です。
ここは恵比須さん(金光恵比須尊)のお寺です。
中に入るとすぐ正面にでかい木がでーんと構えています。
この大木をかわして進むと、奥のほうに階段が見えてきます。
階段の手前に石で出来た七福神の像がありました。
階段を上って本堂に向かいます。
本堂でお参りを済ませ、本堂の左手の納経所で、御朱印を押してもらうための色紙を買いました。
色紙900円+御朱印料300円の計1200円をお支払すると、ガイドブックも進められ、500円で購入しました。
なかなか立派なガイドブックで、コースの道順も載っているので、前もって調べれば近道がわかります。
私がお参りを済ませた後、ぞろぞろと5~6人ぐらいの中高年のご婦人のグループがやってきました。
「車ですか?」
と聞かれたので、
「いや、バスと歩きです。」
と答えたら、
「私たちはすべて歩きで回ります。」
と言っていました。
いやはや女性というのは強い。
さて、円福寺でのお参りを済ませた私は再びバス停に戻りバスの時間を見ると、次のバスまであと20分ぐらいありました。
時間つぶしに海岸を少し歩いてみようとバス停から少し行くと、砂浜が何やらざわざわ動いているのが見えました。
「なんじゃ?」
立ち止まってよく見ると、カモメの集団が砂浜で休んでいるのでした。
しばらく野鳥観察を楽しんだらそろそろバスの時間が来たのでバス停に戻りました。
再びバスに乗って次の目的地の毘沙門を目指します。
つづく