金田から再びバスに乗り、剱崎を通って毘沙門の停留所で下車しました。
この辺りは何度か歩いたことがあるので大体場所はわかりました。
バス停を降りると道の向かい側にガソリンスタンドがあり、その手前に赤いのぼりがあって、
ここが慈雲寺への入り口になっていました。
道を渡ってこの入口を進むと突き当たりにお寺の門が見えました。
白浜毘沙門天慈雲寺
小さなお寺ですが、毘沙門さんは厄除けの神様なので、今年前厄の私は丁寧にお参りをしました。
御朱印を押していただき、先へ進みます。
バス停でバスの時間を見たら次のバスまで50分ぐらいあったので、迷わず歩くことにしました。
この先はしばらく三浦の広大な畑が続きます。
2つ先の停留所までは割と近いのですが、そこから先は30分ぐらいは歩かなければいけません。
とりあえず2つ先の停留所まで歩き、時間を見ることにしました。
2つ先の大乗停留所まで歩いてかなり体が熱くなり、停留所で持っていたスポーツドリンクを飲み、休憩します。
トイレに行きたくなったのですが、周りは一面の畑で公衆トイレなどありません。
住宅はあるのですが、知らない家に突然押しかけてトイレを借りるのも嫌だったので我慢することにしました。
ここから歩くとすると、次の宮川町停留所までは速足でも30分はかかります。
この停留所での時刻表で、次のバスが36分後だったので思い切って歩くことにしました。
決めたのはこの先の景色を歩いて見たかったからです。
しばらく上り坂が続き、体力を奪っていきますが、畑のはるか先に見える海と、伊豆大島、
時々見え隠れする富士山の景観を楽しみながら歩くと、疲れもだいぶやわらぎます。
しばらく歩くと、宮川町の風車がだいぶ近くに見えてきました。
「ああ、もう少しで停留所だ。」
足もだいぶ疲れてきて、足の裏に痛みを覚えてきました。
次のバスが来るまでおそらくあと10分くらいだと思ったので、我慢して歩きます。
やっとのことで宮川町のバス停にたどり着いたとき、次のバスが来るまであと5分のところでした。
「やれやれ」
安心したとたんに猛烈にトイレに行きたくなりました。
「早くバスが来てくれ。」
待っているときは長いものです。
やっとバスが到着し、乗り込むと、車内が暖かいので少し我慢が出来そうでした。
「はやく三崎港についてくれ。」
祈りながらバスに揺られていくのでした。
つづく
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