岩瀧山 往生院六萬寺のブログ

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河内ふるさと文化誌「若楠」(わかくす)に「伝・親鸞聖人自作坐像」について寄稿

2023年10月25日 | 往生院六萬寺 縁起
40年以上昔から続いている河内ふるさと文化誌である

「若楠」(わかくす)2023年秋季号・通巻84号

に、往生院に伝わる「伝・親鸞聖人自作坐像」についての考察を載せさせて頂いています。

住職は、随分以前より継続して様々なシリーズで寄稿しています。今号は、引き続いての「岩瀧山一帯の探索報告」のシリーズになります。

その他、興味深い郷土文化の考察が毎号たくさん掲載されてあります。

ご興味のある方は、購読会員を随時募集していますので、お気軽にお問い合わせ下さい。毎号1000円、年2回の計2000円になります。

まずは一年間だけでも。申込先も画像にありますので、是非に。

次回は、更に引き続いて、親鸞聖人と往生院との関係性を紐解く鍵となる「玉日姫坐像」についての内容を予定しています。

その次は、同じく往生院に伝わってある「法然聖人三日月の御影」について、更には、後南朝に関して、と計5回ほど続けての掲載を目指しています。

追記※河内ふるさと文化誌「わかくす」を定期購読して頂ける場合・・

定期購読は年2000円で、春と秋に郵送して送られることになります。

郵便局の「振込取扱票」(青、赤のどちらでも構いません。青であれば手数料自己負担になりますが)に、

口座記号・口座番号に、「00970=5=121295(口座番号は右詰め)」、加入者名に、「わかくす文芸研究会」と、受領証の方にも同じくそれぞれに書いて頂き、

通信欄には、「定期購読会員」と書いて、

下の欄の郵便番号、住所、お名前、電話を書いて、2000円を送金して頂けましたらと存じます。

それで、次号から発行誌が郵送されて届きます。

次号は4月になります。

拙論は、「玉日姫坐像」について、として、その由来について詳しく書かせて頂いております。

更に論考をシリーズにて予定しています。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。


川口芳樹尼遷化のご報告

2023年10月16日 | 往生院六萬寺 縁起
川口芳樹尼遷化のご報告

当山先代立誡和尚のお庫裏、川口芳樹尼(旧姓・森川三樹子)が、去る令和5年9月10日に寿算100歳(満99歳)にて遷化いたしました。

ここに謹んでご報告申し上げますと共に、生前のご厚誼に心から感謝申し上げます。

先代住職と共に二人三脚にて往生院六萬寺の復興のために大変にご尽力なされました。

この度、10月27日の満中陰忌(大練忌)にあたり、追悼小誌「山雲海月之情」を発行させて頂きました。

生前に自らで寺史に書き記されておりました思い出のシリーズを改めてまとめさせて頂いておりますので、ご拝読賜りまして、芳樹尼をお偲び頂けましたら幸いに存じます。

寺務所にてお配りさせて頂いておりますので、お気軽にお声掛けくださいませ。

ご希望がございましたら郵送させて頂きますので、メール(oujyouinアットマークgmail.com)にて、住所、お名前、冊数をお知らせください。

合掌


満中陰忌にあたって

芳樹尼は、私が述べるのも誠におかしなことではございますが、希代なほどに「信心深く信念の強いお人」でございました。

その信心と信念は、いったいどこから来るものであったのか。

今となっては、祖母が生前に寺史に自らで記された「思い出」シリーズからであれば、多少なりともその一端を窺うことができるのではないかと思い、ここに改めてまとめさせて頂きました。

また、祖母には、厳しさと共に、どこか憎めないお茶目な一面もございました。思い出「境内の清掃」、「烏との日々を」からは、そんな祖母のお茶目な一面を垣間見ることができるのではないかと存じます。

とにかく、先代(川口立誡)と共に二人三脚、往生院六萬寺の復興、伽藍整備に精一杯に取り組まれました。

先代の亡くなられた後は、そのご遺訓をしっかりと守り、残された伽藍整備と共に、日々の行持(おつとめ)に真摯に取り組まれていました。

歳とともに足腰の弱りは多少あったものの、お歳の割にはかなりお元気で過ごされていました。筆まめなお方で、情のこもったお手紙をよく認められ、人との交流を大切になさっていました。

今でも山内におりんの鳴る音が「カーン」と響きますと、境内のどこかで祖母がお参されているのではないだろうかとの錯覚を覚えることがあります。

お経や真言も溌剌にいつも唱えておいででありました。塔婆書きも一文字一文字、心を込めて取り組まれ、晩年は、塔婆書きが生き甲斐の一つですとまでおっしゃられていたのを思い出します。

とにかく、今でも境内のそこかしこに薫習された祖母の功徳に与ることができており、心から感謝致すところでこざいます。

この度は、芳樹尼の満中陰忌にあわせまして、この小誌「山雲海月之情」を発行させて頂きました。

祖母を少しなりともお偲びして頂けることになりましたら、大変に有り難くに存じます。生前、祖母とご厚誼を賜りました皆様方には、誠に心から感謝申し上げます。

合掌


満中陰忌・追悼小誌「山雲海月之情」