6月のある日、かねてより行きたかった渋谷のある場所に向かった。
、、「鍋島松濤公園」。文化村通りからではなく、神泉駅から歩いた。早朝6時。
ここは、かつてFMラジオの屋外収録で、松原みきが訪れた公園。
『小室等の音楽夜話』だ。月曜日から金曜日までの23時30分からの15分間。小室等がホストで毎週一人のゲストを迎えてのトーク番組だった。
(参考;昭和54年2月5日(東版)タイムテーブル)
YouTubeに、松原みきがゲストだった週がアップされている。(惜しむらくはフルの5日分ではなく、3日分のみ。)そのうちの初回分が、「松濤公園」での収録。彼女の肉声が聞ける数少ない音源だ。
オンエア曲からすると、1stアルバム『POCKET PARK』発売間もない昭和55年の2~3月頃の収録か。
つまり、彼女にとっては大阪から上京して3年弱、20歳になって間もない時になる。
音源がレアなだけでなく、みきの大阪弁が時々顔を出すので、ファンの私にとっては、恥も外聞もなく、ひたすら可愛い。
何十回と聞いているので、みきのお喋りも殆ど覚えてしまっている。
さて、公園は、収録当時と様子は変わっているのかもしれない。でも水車は健在だ。
みきと小室等は一体どのベンチに座ってダイアローグしていたのだろうか。
ここだ、と決めて、あるベンチに腰を掛ける。
公園内は私も含めて三人きり。日曜日の早朝とあってか、とても、とても静かだ。
も一度、YouTubeを聞く。40年前の、みきの声。若さとは、未来とは、何とまぶしいのだろう。
・・・鍋島松濤公園、素敵な「ポケットパーク」だった。
「公園で夢を語りし君去(い)にて入口は然(さ)も出口でもあり(新作)」
~松原みき in 松濤公園、at1980~
不尽
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます