
ジャズ・トゥナイトの余韻で山下洋輔を聞きたくなった。
なにしろ、ジャズは今浦島状態。「1000円以下」、「スタジオ録音」、「ホーン抜き」とのフィルターで、最寄りのBOOK・OFFで、エイヤッ!と選んだ一枚。
ダークな色調を帯びたナンバーに心惹かれる。時々きらめく光は降ってくるのではなく、沸き上がる感じ。フリーキーなパートも拡散ではなく、堅牢な器の中でのせめぎあいだ。
さても、作品は茶釜で沸騰したお湯で点てられた一服の抹茶のごとし。
ライナーノーツ裏の写真は当を得ていよう。

「鍵盤に指を浸せば発酵の度数上がりてやにはに奏(かな)づ(新作)」
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