今夏の選手権大会のベンチにも「女子」の姿が見られるようだ。私の住む地の代表校もそうだった。
但し、ベンチに座るいわゆる「女子マネージャー」は、規則では「記録員」、すなわちスコアラーという位置づけだ。
とはいえ、平成8年(1996年)までは、記録員はベンチ入りが認められなかった。その解禁とともに女子マネの姿を見かけることになった。
中にはスコアは付けずに(付けられずに?)マネージャーに徹しているチームもあるやもしれぬ。(その場合は、従来どおりリザーブや部長先生(責任教師)がスコアを付けているんだろう。)
また、リザーブにもなれなかった部員(ムードメーカーの如き)を充てているチームもいよう。それも一つの考え方だ。(但しユニフォームは着用できない。)
一方、性別に拘らずワンチームとして汗を流してきた仲間である女子マネージャーを晴れの舞台に立たせるのも、ステキな表現だと思う。
さて記録員は、事前登録が必須の20人の選手と異なり、試合ごとに入れ替えても構わないようである。これで、(勝たないといけないが)複数の女子マネがベンチ入りできる可能性が産まれる。(頭の硬そうな高野連にしては、(巧まざる結果であるにしても)粋な配慮といえまいか。)
何だかんだ言っても、男子校で六年過ごした身にとっては、球児たちと並んで整列してる女子マネの姿を見ると、
『こいつら青春してるよなぁ。』
とひしひし感じてしまうのだった。
「記号ひとつ書き込む時間遅るるも感極まれりベンチのA子(新作)」
不尽
追記
例の大社VS早実の試合は、たまたまピンズドで9回裏から見てしまった。妙な感想だが、「(この試合を見られて)生きてて得をしたな」。
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