稲毛海浜公園に行ったとき赤い実がついた木を見ましたが、
名前がわかりませんでした。
夫は食べてみるといって口にしました。
夫は、「まーまーの味だよ!!」と言って私にも勧めましたが、
私は、怖いので口にしませんでした。
後日、夫が入院した病院に退院後診察に行きました。
するとこの木がありまして、地面に実が沢山落ちてました。
その木のそばで、老紳士が二人で何やら会話をしていましたので、
お二人にこの木のことを尋ねました。
「やまももって言ってね、これは食べられるんだよ!!食べてみるかい?」と言われ
夫の時は口にしなかったのですが、老紳士に言われたら素直にほうばりました。
黒いほうが熟して美味しいと言ってわざわざ高いほうから取ってくれた実
それはちょっと桧の香りがして、自然の甘さがじゅわーっと口に広がり
この日の暑さでうだっていた私の体に、自然のオーラで包んでくれました。
「なんておいしいのだろー」といったら
「木の実はジャムにする人もいるみたいだね。」
「ならこうして地面に落としておくのもったいないね。」
「今は何でもものがそろう時代だから、誰も手間をかけてやらないのかなー」と
老紳士さん達は笑ってました。
夫が口にしたときは、赤くてきれいなほうを食べたので酸っぱかったみたいね。
もし私もあの時口にしたら、この味は二度と味わえなかったかもね。
この木は、「やまもも」という木でした。
やまももを調べました
『暖地に生育し、暑さには強い。日本では関東以南の低地や山地に自生
花期は3-4月、数珠つなぎに小さな赤色の目立たない花をつける。
6月ごろに黒赤色の実を結ぶ。果実はほぼ球形で暗赤色、表面に粒状突起を密生する。
この突起はつやがあるので、外見的には小粒の赤いビーズを一面に並べたように見える。
雌雄異株のため、結実には雄木が必要である。』
それで、老紳士さん達は私に「あなた一人だけで実がならないのだよ~」
と笑って言ってた理由がわかりました。