別れと出会いが交差する春、
『響き』 コンサートに行ってきました。
末娘の卒業校の吹奏楽顧問であるH先生が退職されるので、
そのお祝いと、もう一度先生の指揮で演奏がしたいという思いを抱き、
吹奏楽のOB、OG、現役生と、H先生の指揮による、
ジョイントコンサートを開催されたのです。
私は一年ぶりに娘が出演するコンサートなので
楽しみにこの日を待ち望んでおりましたが、
でもそれは、楽しみと共に素晴しいH先生との別れも意味してるので、
複雑な気持ちもありました。
OB、OG、現役生の世代を超え、
総勢200人が舞台せましと並んで演奏する姿に鳥肌が立ちました。
観客席に現役生が下りてきて、先生は舞台と会場に向けて指揮されてました。
《OB、OG、ステージ》
演奏曲 1ーマ・メール・ロアより
パゴダの女王レドロネット、妖精の園
2-シーガル A.sax solo 春山 大作(11回生)
3-トリビュート・トゥ・カウント・べいシー・オーケストラ
《現役生ステージ》
演奏曲 1-ウエスト・サイド・ストーリー・セクション
2-サムウェア
《合同ステージ》
演奏曲 1-プレス・オブ・ガイア
2-マーチ「ベスト・フレンド」
3-交響曲3番ハ短調作品78「オルガン付き」より最終章
歴代部長さんのインタビューもあり、
そしてアンコールは、「川の流れのように」を演奏
最後に、先生の卒業式だからということで、
「卒業写真」を観客席も交えて、合唱しました。
私も含めて、会場ではすすり泣く声と共に、
感動の合唱でコンサートは締めくくられました。
パンフに記載されている現役部長の言葉が素敵なので紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・「響き」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
年齢も環境も正確も違う人間たちが、Ⅰ高校吹奏楽部という空間のなか、
H先生のもとでひとつの「響き」を求めたと言うことは、まったく奇跡に近い
事実なのだと思います。
そして、「響き」を求める想いのもと、本当に多くの仲間が集い、
一日限り創り出される「響き」も、
又めったに実現することが出来ない軌跡のような時間なのでしょう。
本日は、そんな奇跡のめぐり合わせに感謝して、
美しく力強く暖かい「響き」をお客様に届けたいと思います。
我々は
力強く美しく暖かい響きを求める
我々は
他人に迷惑をかけない
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こんな想いの空間に身をおかれた私も、
「響き」の余韻にいつまでも浸っていたくなる、
充実した時間を過ごせたことに、感謝です。
又久々に、OB、OGの父兄の方にもお会いする機会がもてたことも
「響き」コンサートを開催してくだっさったことに、感謝です。
打ち上げの時、H先生が「私は世界一幸せ者です」と言っていたと
末娘が帰宅してからぽつんといっていました。
また、いつか「響き」に出会えることを切に願います。