７月にオープンしたばかりの「ぱんや ｎｉｃｏ」
実は毎日、店の前を通っていたが、いつも閉まっているのでここがパン屋だとは思いもよらなかったし
昼過ぎには売り切れてしまう店だというのも後で知った。
昨日、10時半頃出かけると、店の前には自転車が２台止まっていて、紙袋一杯のパンを両手に抱えたお客が出てきた。
外から見て一目小さなその店は、中に入るとより狭く、４人も入れば身動きがとれない。
着いた時には先客が２名おり、しばし店内で待つ。
見渡すと 時間が早かったのか、まだ、パンの種類は揃っておらず
お目当てのフランスパンは見当たらない。
５分位待って順番が来たので尋ねると、焼き上がりまであと10分位かかるとのこと。
次のお客さんも来たので、とりあえず 店の一番人気 “ ミルククリーム(140円) ”と
“ 丸パンを２個 (60円と50円）”焼き上がったばかりの “ コーンのパン(140円) ”を買って帰った。
本当は、色鮮やかなデニッシュ系のスイーツパンが見るからに美味そうで
かなり魅かれるものがあったのだが 200円以上するので自重した。
パンは値段の割にやや小振りなので、食事としては物足りないが、とても美味。
特にソフトフランスにクリームをたっぷり挟み込んだ“ ミルククリーム ”は、噛むとサクッと音がする。
益々、普通のフランスパンが食べたくなった。
ご主人は、横浜の “ ベッカライ徳多朗” で修行経験があるようで
なるほど徳多朗と同じパンがケースを彩る。
店には既に相当数の常連さんが付いていると思われ、皆さん楽しげに奥さんと会話を交わしている。
接客も丁寧で気持ちが良い。
こういう店は、なるべくメディアに露出して欲しくない。
出たら最後、お客を捌ききれなくなる。
できれば今後もヒッソリと “ 知る人ぞ知る ”店として続けてもらえればと思う。