(時事)マイナンバーの誤解

2023-07-27 05:35:00 | 時事

マイナンバーについて
マスコミが色々と騒いでいる

個人的には
能力的にもモラル的にも
政府は信用できないので
嫌なのだが
時代の波に抗えないと
諦めている

能力的に信頼できない理由は
新型コロナのアプリでも証明されたとおり
政府は指示をするだけで
何も判っていないし
受託業者も入札で決まるか
電通や博報堂などに丸投げであり
監視体制は皆無である

事実
年金機構が委託した事務が
中国企業に再委託され
マイナンバーを含む個人情報が流出し
掲示板に曝された件も
政府は「重要な情報は流出していない」と
回答したが
個人的見解では嘘であろう
(そんなに限定して情報を管理するなんてあり得ない)

あのアメリカのペンタゴンにも
侵入するハッカーがいるのに
原則閉じていた国のネットワークを
インターネットに接続して
リモートワークできるようにするなど
「機密管理」よりも「便利」を優先する姿勢には
呆れてモノも言えない

また
モラル的にも
議員や上司に言われて
こっそり個人情報を教えたり
USBを家に持ち帰って紛失する教師がいるように
管理能力としても疑問点があり
多くの公務員さんは大丈夫だろうが
全国にあれだけの公務員がいれば
安易にデータを盗み取って
金儲けしようとする奴がいる可能性は
非常に高く
そのくせ危機管理意識が低すぎる

今回
ネットをさ迷っていると
面白い記事を見付けた

マスコミで
先日の他人の口座に誤入金したニュースにおいて
「他人のナンバーに口座番号を紐付けた」
と表現していることについてだ

そもそも口座番号の情報は
役所が管理しているものではないので
"マイナンバーと口座番号を紐付ける"
という事務は発生しないはずだ
という説明に納得がいった

そもそも
"紐付ける"というのは
2つのデータを氏名や生年月日などで
関連付けするのであり
役所は口座番号データを持っていないはずで
(一部の給付を受けている人は別だが…)
関連付けできるデータがないのに
どうして"紐付け"できたのか?

結論から言うと
説明不足である

マイナンバーと口座は
ちゃんと連動されていたが
今回給付した
高額介護合算療養費の管理をしている
医療・介護の管理システムと
マイナンバーの紐付けが
上手くされておらず
同姓同名で同じ生年月日の別人の
マイナンバーと紐付けしたため
誤入金が起きた

これは
マイナンバーの失敗ではなく
医療・介護の管理システムのミスであり
報道の視点が誤っているように思える

マスコミは
マイナンバーがまた失敗した!
と嬉々として放送した様子が見えるようだ

そもそも
システム管理にはミスがツキモノで
本来はダブルチェックなどの
チェック体制や
住民票データとの突合作業をすべきなのに
当初はカナ氏名を管理してなかったと言う
システム上の不手際や
あれだけのミスが発覚したと言うことは
パンチミスのチェックがされていたのか疑問であるし
そもそも子どものマイナンバーに
親の口座を登録するなんてのは
窓口係員(どうせ民間委託だろうが)への
制度の説明が不充分であったことが要因だろう

ずさんな
管理が改めて浮き彫りになった感じだ

「これで登録されましたが
間違いないですか?」と言う
チェックがあれば
容易に防げた気がするが
それすらできていないのか?


とは言え
今回のマイナンバーのミスは
全国民の中のパーセンテージで見ると
それほど多い気がしない
(ちゃんと数えてないが)

子どものマイナンバーに
親の口座を登録したケースを除けば
何パーセントだったのだろう?


話を戻すと
マスコミはちゃんと説明していない
と言うことであるし
もしかしたら理解もしていない

そのくせ
マイナンバーがちゃんと登録されているか
チェック方法も周知していない
(政府もだが…)


私個人は
頑張って抵抗したいが
多くの人が位置情報を公開し
様々なポイントサービスに個人情報を登録し
ネットに口座番号を入力したり
キャッシュレスで支払をしている

全てデータを抜き取られ
管理されているのだが
もうそれらを気にする時代ではないのだろう

Google+にも
登録したくなかったが
そうしないとAndroidが使えないし
マイナンバーも勝手に付番された

住基ネットは
いくつかの市町村が拒否をしたので
はっきり言って
"使えない"システムとなったが
マイナンバーはそれを認めていない

マイナンバーカードの返却が
騒がれているが
既にマイナンバーは全員に付番され
カードは証明書にすぎず
実際には
「カードの返却」は「カードの紛失」と同じで
(番号変更の手間がないだけ「楽」かも)
住民票を取れば番号の証明は可能で
何の意味もない


確かに
私の情報の何がそんなに機密かと言われれば
誰も欲しがらない
たいしたデータではないのだが
「個人情報」ってのは
そんなものだろう

でも
そう言う毎日のデータを
蓄積・管理されていることに
違和感を持たない人が
何と多いことだろう!

まぁ
そんな時代ではないのだろう


(時事)トイレ事情

2023-07-19 05:43:00 | 時事
下書きのまま
時間を要してしまい
少しタイミングを逃した感じがあるが
少し前に
最高裁で
トランスジェンダーの女性(戸籍上は男性)が
女子トイレを使用することを
認める判決がされた

トランスジェンダーなど
LGBTqの方々への配慮は
必要だと思うが
注意して判断をすべきポイントが
3つあると思う

その1つが「トイレ」である

今回の判決は
「公衆トイレ」には適用されない
らしいが
完全に来客が無いとは思えない場所で
個人を特定して使用を認める訳には
行かないだろう

トランスジェンダーかどうかを
外見で区別することが
困難である中で
本人が「トランスジェンダーである」と
主張された際に
否定することは困難であることが
問題なのだろう

カミングアウトを必須とする訳にはいかないので
今後は
全部「バリアフリートイレ」などのようになり
男女兼用の個室になるのかも知れない

そもそも
家庭では男女兼用のトイレを使用することから
男子トイレと女子トイレを分ける必要性は
盗撮などの部分なのだろうか

それとも
男性が使用した便座を
女子が使いたくないからなのか?

便座を拭く除菌シートが
必須になるかも知れない

SAとかで
女子トイレに行列ができているのを見ると
男性としては統一化されるのが
少々恐い気がする

この流れは
学校にも波及しそうな気がする


なお
残り2つは
「お風呂」と「スポーツ」である

お風呂は
一部に「混浴温泉」があったり
江戸時代の銭湯は「混浴」だったりする

しかし
今年の2月頃だったか
女湯に男性が入って
「トランスジェンダーだ」と主張したが
男性は逮捕された事件もあった

本当に彼が
トランスジェンダーかは判らないし
結果がどうだったか判らないが
今後は悪用する事例が増えると思われる

海外でも
サウナが「混浴」の地域があったり
「ヌーディストビーチ」もあるが
「温泉」などは水着を着て
混浴(?)だったりするので
今後はそう言う温泉も増えるかも知れない

個室が可能なトイレと異なり
「お風呂」にまでLGBTqへの配慮が広がるのは
容易ではないと思うが
今回の「女子トイレ」への配慮の判決は
かなり大きなポイントになるかも知れない

「スポーツ」は
戸籍上は男性だが心が女性のアスリートが
女子競技に出る問題だ

ニュージーランドの
ロレール・ハバード選手は
2017年の世界選手権で
女子重量挙げの種目で銀メダルをとり
東京五輪にも出場した

ルールでは
過去4年以上「女性である」と公言し
過去1年以上
男性ホルモン(テストステロン)の
血中濃度が1リットル当たり
10ナノモル以下ならば
身体の手術をすることなく
女性競技に出場できるらしい

逆に
そのルールによって
ナミビアの2人の選手が
テストステロンの数値の関係で
女子400m走に出場できなかった

その2人の選手は
この規定の適用外である
女子200m走には出場できたのだが
そこら辺の
基準の設定もよく判らない

確かに
人間って不思議な生き物で
まれに
アンドロギュノス(両性具有)が
生まれて来ると
何かの書籍で読んだことがある

男性ホルモンが多めの
女性がいてもおかしくない

この手の課題は
今後も議論されて行くことだろう

困っている人がいることは
容易に想像することが可能だが
よくよく考えて進めてもらいたいものだ


(時事)香港の次は…

2023-07-08 13:18:00 | 時事

先日
香港への無料航空券から
中国政府の
恐ろしさと
いつまでも反対した者を
忘れずに追い続けることを
書いたが…

(時事)香港への無料航空券 - ♪トラベラーズノートとトイカメラとほぼ日手帳と文具が好きなオジサンの日々

(時事)香港への無料航空券 - ♪トラベラーズノートとトイカメラとほぼ日手帳と文具が好きなオジサンの日々

日本では6月26日から「Worldofwinners!キャンペーン」として香港を拠点とする航空会社の無料航空券50万枚(日本発着は205...

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今回
ニュースにおいて
中国政府が
海外に逃げた「民主派の活動家」8名について
指名手配をしたことが
明らかとなった

勿論
「香港国家安全法」に基づく
取り締まりであり
その対象は
海外における活動も対象となる

報道では
支援した者も捕まると
言われている

奇しくも
私が書いた記事で懸念していたことが
まさしく実現されたと
言うことだ

いったん
ターゲットとなったら
難癖つけられて逮捕され
基準も不明な罪で裁かれる

「法治国家」のフリをしているが
国中に張り巡らした防犯カメラと
AIを駆使したチェック体制と
大日本帝国と同じ(それ以上か)
「密告」を推奨しており
誤認逮捕や意図的に無理矢理逮捕される
可能性は否定できない

本当に怖い((( ;゚Д゚)))

自分の行動とか関係なく
政治的な理由で
いつ人質に取られて
理由不明の罪で逮捕され
公平ではあり得ない裁判で罪人とされ
服役させられるか判らないのだ

そう懸念していたら
この度
沖縄の訪中団(中国を訪問する団体)の
ことがニュースになった

コロナ禍は別として
以前には訪中団が組まれたニュースを
何度か聞いたことがあるので
前から中国は
(多分沖縄の米軍基地が邪魔なこともあり)
沖縄とは近づいていた

今回のニュースで
習近平があえて「琉球」という言葉を用いて
「古くから交流がある」と述べたのは
ロシアが親ロシア住民の地域に攻め入り
独立させてロシアの傘下に加えた
クリミア半島や
ジョージアの一部を侵攻した方法を
暗喩して日本政府を脅しているのだろう

こんな不安定な時期に
香港に訪れることは
ほぼ自殺行為であり
紛争地域にボランティアに行った日本人に対して
「自己責任」ということばが流行したが
今回の香港旅行も是非「自己責任」としてもらいたい

まじで怖い((( ;゚Д゚)))





(時事)香港への無料航空券

2023-07-02 07:40:00 | 時事

日本では
6月26日から
「World of winners!キャンペーン」
として
香港を拠点とする航空会社の
無料航空券50万枚(日本発着は2050枚)を
世界中で順次配布をしているイベントが
開催した

ニュースを見ると
多くの日本人が
嬉しそうにイベントに参加をしていた

すぐに合否が判定されるのか
判らないが
凄い人気に見えた

しかし
落ち着いて考えて欲しい

どうして中国政府は
無料航空券を50万枚もバラ撒く必要が
あったのか?

それは
北京政府による
「香港の強制統化」が3年前に起こり
「香港」=「危険」「自由ではない」
と言う印象を
世界中に与えてしまったが故に
観光客数が激減したためだと
推測している


香港では
「香港国家安全法」が可決され
「国家分裂」「テロ」「政権転覆」「外国勢力との結託」
が罪とされ逮捕されるようになった

「リンゴ日報(蘋果日報)」の
前主筆が国外へ出ようとしたところを
逮捕されたのもこの法律であった

この法律により
今年の3月にも
日本に留学していた香港の女性が
帰国時に
日本在住中に行ったSNSの発言で
逮捕された

法律には"海外での言動も適用"とあるからだ

この留学生はパスポートを取り上げられ
日本に戻ることはできなくなったようだが
その後のニュースは聞いていない

さらに
民主派の議員四十数名が
予算案の可決を阻止しようと動いたことが
"「国家転覆」を狙った"と解釈され
逮捕されている

中国では
議会で反対意見を述べることすらも
禁止されていると解釈すべきだろう

実は
香港における憲法である「香港基本法」よりも
この「香港国家安全法」の方が上位であり
「香港基本法」で守られていたはずの「権利」も
"絵に書いた餅"となった

しかも
中国政府の"恨み"は
消えることはない

騒動の最中は欧米のメディアが注視していたため
中国政府は大人しくしていたが
ほとぼりが冷めた頃から
「香港」で北京政府への反対運動をした人たちが
こっそりと次々と逮捕されていると聞く

さすが
「臥薪嘗胆」の国であり
"恨み"を晴らすまでは忘れないし
捕まえて「見せしめ」とするのだろう

「民主運動の女神」と呼ばれた少女は
欅坂46の名曲「サイレント・マジョリティー」が
好きだと語っていたが
逮捕後に釈放されたものの
その姿はやつれ
生気はなくなって
反抗する気力は消え失せていたことから
どれ程の酷い仕打ちがあったのか
マスメディアが規制されている中国社会では
知る術もない

中国では
「密告ホットライン」が設置され
3月時点で40万件以上の密告があったとされる

まるで大日本帝国時代の
「5人組」の制度そのもので
無意識か意識してか
今の中国は第二次世界大戦中の
日本に似ている

更に同じく今年の3月には
アステラス製薬の50代の社員が
「中国の刑法」と「反スパイ法」の違反で
逮捕されている

具体的にどういう行為が法律に違反したかなど
詳しい内容は明らかにしていないくせに
中国外務省の報道官は
「ここ数年日本人が同様の事件をたびたび起こしている
日本側は国民への教育と注意換気を強化すべき」
と述べて
同様の拘束が今後もあり得ると脅している

この拘束の報道があった前日には
前月の2月末に帰国した
中国の前駐日大使からの離任の挨拶の申請を
岸田総理が「日程上の都合」で断っている

「首相と大使は対等ではない
外交儀礼上は何ら問題ない」と言い訳したが
2001年以降
安部総理の辞任のとき以外はなかった
日本政府としては異例の対応である

この少し前には
習近平国家首席がロシアを訪問している中
岸田総理がウクライナを電撃訪問し
中国は牽制している

また
無人偵察気球の問題もあり
日本の世論に配慮したのかもしれない

しかし
この対応(前駐日大使離任挨拶を断ったこと)
当時の岸田内閣の対中国姿勢を表したものと
受け取られると共に
中国人が最も大切としている面子を
潰したのかも知れない

そして
アステラス製薬の幹部が拘束されたことは
その「報復措置」にも見える

この手の動きは過去にも例があり
安部元首相の国葬の前日には
ウクライナ侵攻を巡る日本の反応に対して
ウラジオストク日本総領事館領事が
ロシア連邦保安局により身柄を拘束されている

そんな中で
日本の国会にあたる全国人民代表大会の常務委員会は
2014年に施行された「反スパイ法」の改正案を
4月26日に可決したが
その「反スパイ法」の改正が
7月1日から施行された

解釈は拡大され
見覚えのない拘束をされる可能性が
格段に上がった

そんな中国へ只で行けると言われても
行きたい人など無いと思っていたのだが…

あの「乱痴気騒ぎ」に
素直に驚いた

中国の文化は好きだし
見たい観光地は沢山あるが
香港を含めて
今の中国には
只でも行く気にはなれない


(時事)ワグネルの未来

2023-06-25 04:41:23 | 時事

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が
反乱を起こしたけど
失敗のようだ(まだ判らないが…)

このニュースを聞いたときは
想定の範囲外すぎて
驚いた

プリゴジン氏は
以前より
「弾薬が来ない」など
ないがしろにされていると
ロシア軍のトップに対して
非常に不満を持っていたので
今回の事件は
プーチンに対する反逆と言うよりも
プーチンに甘えて
「ロシア軍のトップを替えてくれ」
又は
「オレをロシア軍のトップにしてくれ」
という思いがあったのではないか?

ただ
プーチンが緊急会見を開いて
プリゴジン氏の行動を批難したことにより
事態は急速に沈静化すると思われる

明日(ってか今日)になれば
事態は大きく変わっているかも
知れない

もしくは
プリゴジン氏が
やけになって
反乱を起こして事態が長引くか?
(多分、ないだろう)

そもそもロシアは
長きに渡って
「ワグネル」の存在を否定して来た

今回のウクライナ侵攻において
弾薬の配分もあり
蔭ながら支援することが困難になったのか
その存在を認めると共に
主な戦力のひとつとして活用して来た

ただ
囚人を兵士とするなど
「消耗品」みたいな部隊という印象もあり
ロシア軍の中での「ワグネル」の地位は
東洋の島国に住む私には判らないが
プリゴジン氏が「ないがしろにされている」と
思うことはあり得るだろう

「ワグネル」は
ISが活動しているアフリカ大陸で
独裁政権を支援して
様々な活動をして来たので
この組織のせいで
アフリカにはロシア派の独裁政権が
増えて来ていると聞き驚異に感じている

ウクライナ侵攻の後は
ウクライナ側に専念しているかも知れず
これらのアフリカ諸国における
(ロシアの)影響力は現在どうなのか気になるし
この方面において
プリゴジン氏の役割や重要性がどうなのか
つまり
ロシアやプーチンにとって
プリゴジン氏の価値はどれ程なのかも
気になる


とりあえず
当初はプーチンのリアクションが不明であった為
ロシア軍も対応できていなかったようだが
ちゃんとプーチンの会見があったので
この事件の終末は早い気がする

さて
プリゴジン氏の命はどうなるのやら…

下手に裏工作していないだけ
言い訳はできると思うが
プーチンの考えることは
さっぱり判らない